2022年8月27日土曜日
ヒメグンバイ繁殖跡地にアカオビアザミウマ
2022年8月20日土曜日
ぺなんぺなんの虫
お盆休みの最終日、お散歩に出てネムノキの下で一休み。
ふと見ると、脇に置いたウエストバックに虫がいた。
オオクモヘリカメムシ Homoeocerus striicornis |
体はぺらぺらしている割に触角がすごく主張している。
けれど、触角も平圧されているので見る角度によって細く見える。
ヘリカメムシ科に属する。
幼虫は似たのがいるけど、本種はネムノキに寄生するそうなので間違いないだろう。
成虫になるといろんな果実から吸汁するので農業害虫とされるそうだ。
上から
オオクモヘリカメムシ Homoeocerus striicornis |
腹部の正中線に沿って黒い点が2個みえるのが「臭腺」。
本種の場合は強い酸性臭がするそうだ。
カメムシの幼虫時代は翅がないので背中側に臭腺が開口してる。
成虫になると、後胸の側面に臭腺の開口部が現れる。
理にかなってるけど、不思議。
成虫は割とシュッとしてる。
過去写真から。
2004年10月17日
オオクモヘリカメムシ Homoeocerus striicornis |
ではまた
2022年8月13日土曜日
ちいさなオオクロトビカスミカメ
日曜日にお散歩ネットに紛れ込んでいたカメムシ。
オオクロトビカスミカメ Ectmetopterus micantulus |
特徴は触角第3節が長く、体背面に明瞭な銀白色の鱗毛を持つ、楔状部の先端が白い、など。
肉眼では何か判らずにとりあえずフィルムケースに取り込んでおいたもの。
腹面
オオクロトビカスミカメ Ectmetopterus micantulus |
日本原色カメムシ図鑑の1巻では正しい属名で書かれている。
♂だったので腹端の拡大。
オオクロトビカスミカメ Ectmetopterus micantulus |
腹端側面
オオクロトビカスミカメ Ectmetopterus micantulus |
なんとも説明できない形。
ではまた
2022年8月6日土曜日
刺したのはヒメハキリバチ
さしたる成果がない今日この頃。
お散歩ネットで元気のないハチを掬って外から手を添えた途端にチクリとやられた。
単独性ののハナバチはおとなしいと言うが、やはり刺すときは刺す。
手の平に5mmほどの膨らみができたがその程度。
2・3日でおさまった。
刺したのはコレ↓
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
腹面
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
元気がないと思ったら脚が欠けていた。
ハキリバチの仲間は花粉を腹部腹面の刷毛に集める。いわゆる花粉かごであるが、これをスコパという。
ミツバチの花粉かごは後脚脛節にあるが、こちらはコルビキュラというそうな。
日本産ハナバチ図鑑(文一総合出版、2014)から
ハキリバチ属 Megachile ♀の特徴を抜き書き
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脛節外面は刺状に彫刻されない
前翅の縁紋は幅よりはるかに長い
爪は内歯がなく単純
爪に間には爪間盤を欠く
腹端は細長く尖らない
腹部腹板には刷毛がある
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さらに
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda亜属) ♀の特徴
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体長10mm前後
前単眼から頭盾まではほとんど無毛
大顎は短く、基部の幅が長さの約2/3程度
大顎には明瞭な5歯がある
第2・3歯の間隔がやや広く切刃がある
腹部第1~5背板後縁に淡灰褐色の細い毛帯がある
腹部腹面の刷毛は全体灰白色
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同亜属には奄美大島にエサキヒメハキリバチ、小笠原諸島に未記載種がいるらしい。
南西諸島にもいるが、エサキなのかただヒメなのか別種なのか、ちゃんと調べられていない模様。
背面拡大
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
翅
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
爪
爪は単純で、爪間盤はない、の図。大顎
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
顔
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
複眼には不思議な模様。
死ぬとなくなる。
ではまた