日曜日のお散歩で、
元気の薄い葉っぱを見かけた。シロダモかな。ヤブニッケイかもしれない。
裏返してみると、、
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| トゲキジラミ Togepsylla matsumurana |
腹部側面に3対6本の蝋物質を分泌していた。
黄色い粒々の卵もパラパラ産み付けてる。
被害葉のわりに個体数が少ないな、と思ったら
蝋物質をまとったクサカゲロウの幼虫が近くにいた。
けど、写真撮る前にポトリと落ちて見失う。
どうも大量殺戮が起こった後のようだ。
トゲキジラミは翅脈にトゲのような毛が生えているので、拡大してみるとオモシロい虫である。
旧ブログで紹介済みである。↓
当時の文献ではヒゲブトキジラミ属Hemipteripsyllaとされて、ネッタイキジラミ科とされていたが、現在ではキジラミ科のトゲキジラミ亜科Togepsyllinaeにされてトゲキジラミ属Togepsylla となるようだ。
これは2009年の話しなので、久し振りに実体顕微鏡で見ようと、吸虫管で2個体ほど吸って帰った。
が、翌日見ると本体は入っていなかった。
??? ワープした?
中には蝋物質の束が数本残っていただけだった。
空蝉の術使いだったとは。。。
しょうがないので残された蝋物質を拡大。
この間紹介したチュウゴクアミガサハゴロモの蝋物質より細い感じがする。目盛りは0.5㎜間隔。さらに光学顕微鏡で拡大。
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| トゲキジラミ Togepsylla matsumurana |
ねじねじのコイル巻き構造だった。
セミヤドリガの蝋物質ともまた違う構造で、グループごとに特徴があって面白いテーマかも知れないね。
ではまた




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