ここんとこ、びっくりするほど新顔が採れない。
ので、パソコンの画像フォルダから春に見た虫1枚貼って今週は終わり。
ヒゲブトシギゾウムシ Curculio breviscapus |
何からどやって採ったかとか全然記憶に無い。。
ヒゲが太いようには見えないけどなんだろうこの和名。
学名は古い図鑑では C.tigrinus だけど今は上記の学名の模様。
ではまた
日曜日ゴロゴロしてからの祭日のお散歩。
ノアサガオと思われる野良アサガオにいた虫。
ヨツモンカメノコハムシ Laccoptera nepalensis |
保育社甲虫図鑑では学名がLaccoptera quadrimaculataだったけど、今はLaccoptera nepalensis と種小名が改められている。
元々は沖縄以南に分布する昆虫で、1999年以降に本土域でもみられるようになった昆虫だそうだ。
現在では関東でも普通に見られるような虫みたい。
侵入種と言うより、自然分布が広がった感じ?
へたしたらこっちの都会は沖縄より暑いし。
背面
ヨツモンカメノコハムシ Laccoptera nepalensis |
上翅肩部が張り出してカッコいい。
顔
ヨツモンカメノコハムシ Laccoptera nepalensis |
附節
爪は鋸歯状。ガラスの裏も歩ける。
ヨツモンカメノコハムシ Laccoptera nepalensis |
歩くときは顔がニュッと飛び出てる。平面顔のまま。
ではまた
日曜日のお散歩は特に何事もなく、ネタもなく。。。
翌月曜日、出社しようと玄関に出たら羽アリがぽつんといたので一応確保。通勤かばんにはフィルム型ケースが常備してあるのじゃ。
エライ。
会社の実体顕微鏡で見たら、カッコいい種類だったので今週はその拡大画像を貼っておくこととする。
背面
チクシトゲアリ Polyrhachis moesta Queen |
体長は約7㎜。
胸部背面
チクシトゲアリ Polyrhachis moesta Queen |
トゲアリには前胸と中胸にもトゲがあるが、こちらはそれがなく前胸も角張るだけである。
胸部側面
チクシトゲアリ Polyrhachis moesta Queen |
トゲも後ろに向かってシュッと伸びているのがカッコいい。
働きアリと比べると前伸腹節のトゲはより寝ているように見える。
働きアリのトゲは気持ち上に向いている気がする。
羽アリは飛ぶから邪魔にならないように寝てるのかも。
翅脈はこんな感じ。
顔
チクシトゲアリ Polyrhachis moesta Queen |
おまけ
翅の付け根。
付け根は細く、翅脈も弱くなっている。♀の羽アリは翅を落として土に潜るので細くちぎれやすいような構造になっている。
♂の羽アリはここまで細くなってなかったような?気がする。
チクシトゲアリの働きアリは幼虫を咥えて幼虫が吐く糸を使って巣を補強する習性がある。
ときに常緑の木の葉を綴り合せて巣にすることがある。
旧ブログにそんな巣を紹介しているのでよかったら下のリンクを踏んでください。↓
ではまた
こないだの日曜日のツイート。
セミの声追加、アブラゼミも鳴いてる。
— Acleris(あくれりす) (@Acleris) September 1, 2024
キンモウアナバチのコロニーは静かになった。1個体だけ穴掘り中。 pic.twitter.com/cF2lUsgfHz
ふと廻りを見ると、複数のハエが止まっているのに気が付いた。
たぶん寄生するために集まっているのだろう。
営巣期終盤で活動するハチが少なくなって集中してしまうよう。
去年からできたコロニーだけど、2年目ともなると寄生者に見つかってしまうようだ。
去年は気が付かなかっただけかもしれないけど。。
それはさておきこんなハエ。
ヤドリニクバエの一種 Metopia sp.? |
腹部の剛毛の主張がはげしい。
もう一枚。
ヤドリニクバエの一種 Metopia sp.? |