2025年1月25日土曜日

真冬の春蛾

こないだのお散歩コース

コナラの小枝に小さな蛾がペトリと張り付いている。

お、久し振りのフユハマキか?

ここらでは11月から12月にかけてウスグロフユハマキ、年が明けて2月から3月にハイイロフユハマキが発生する。

1月みたいな中途半端な時期に見かけるのは初めてなので、どっちだろ?と確保。

持ち帰ったものを、ようく見たらハマキガじゃなかった。

マエシロモンキノカワガ
Nycteola costalis
翅拡げてみたらハマキガ科ですらなく、コブガ科であった。

本種は年2化し、普通は3月頃に1化目が羽化する。

冷え込むことが少なく、中途半端に暖かいのでウッカリ羽化してしまった模様。

まあ、この個体は繁殖失敗するだろう。

やっぱり暖冬の影響だろうか。

夏は夏で酷暑だし、、

良くない傾向である。

追記

tame様より12月の成虫目撃例と糖蜜に飛来することをご教示いただきました。図鑑では蛹越冬と推定されると書いてあるけども成虫越冬する種類なのかもしれません。ひょっとしたら地域によって成虫越冬だったり蛹越冬だったりするのかも?

ではまた

2025年1月18日土曜日

ムシダマモンオナガコバチ?

近々のネタがないので、、、

先週に引き続き、昨年のクヌギエダイガフシから出てきた寄生蜂。

5月から6月にかけてポツポツ脱出してきた。

ムシダマモンオナガコバチ?
Megastigmus habui
体長5㎜ほど

メスも1個体出てたけど、冷凍庫の中で撮ってない。

腹部と同長くらいの産卵管がある以外はオスと差はない感じだった。

忙しい時期なので、ろくに画像を撮ってない。

側面拡大


斜め

ムシダマモンオナガコバチ?
Megastigmus habui
背面に緑色光沢のある黒のストライプ。

シワが多い。

背面


腹部



ちゃんと調べてません。

同定間違ってたら教えてくださいませ。


ではまた

2025年1月11日土曜日

ナガコバチの中脚はスパイク装備

 今年はブログネタに遭遇していないので、ハードディスクの去年の画像から簡単に。

昨年最後の記事のタマヤドリコバチが出てきたクヌギエダイガフシ。

他にも2次寄生蜂か3次寄生蜂か判らないが、いくつか寄生蜂が出てきていたのだが、その一つ。

1個体だけ羽化してケースの中で死んでいたもの。

2024年3月29日確認
ナガコバチ科の一種
Eupelmidae G.sp.
緑色の金属光沢があってキレイなんだけど、いかんせん小さい。体長2㎜ほど。

テネラルなのか見つけた時には複眼が凹んでいた。

テネラルはギョーカイ用語なんだっけ?

要するに成虫に羽化したばかりで体が完全に硬化していない状態のことを言う。

虫によっては羽化後に後食しないと体が何日も硬化しない者もいる。

タマムシとかそうだったような。

それはさておき側面

ナガコバチ科の一種
Eupelmidae G.sp.
科の特徴は、

中胸側板に窪みや溝がなく全体的に膨らみ大きいことと、

中脚基節は中胸側板の中央より後方に位置すること。

バッタなんかはジャンプするとき後脚を使うが、

ナガコバチは中脚でジャンプするそうだ。

中脚の拡大

踁節端に大きな距をもつが、第1・第2跗節にトゲがずらりと並んでいた。

後脚には無いところを見ると、中脚でジャンプするのは確かそう。

2025年1月1日水曜日

2025年、今年もよろしくお願いします。

巳年ということでご近所で見たヘビ。
ジムグリ
Euprepiophis conspicillatus
2009年9月20日撮影
この日は珍しく木の上に登っているジムグリを見た。
腹面が市松模様になっている。

今年も週一更新を目指して頑張る所存。

ではまた