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ビロウドツリアブのおちり |
2023年3月25日土曜日
ズグロキスイモドキの交尾器
2023年3月18日土曜日
シラホシハマダラミバエ
啓蟄も過ぎて天気がいいと、成虫越冬していたミバエとかが日向ぼっこするようになった。
その中の一匹を拉致。
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シラホシハマダラミバエ♀ Acanthonevra trigona |
腹面
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シラホシハマダラミバエ♀ Acanthonevra trigona |
顔
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シラホシハマダラミバエ♀ Acanthonevra trigona |
本種は以前紹介したものと思っていたけど、
調べたら、ツイッターに貼っただけだった、
のでブログにも貼っておく。
ツイッターのは♂だった↓
日曜日に拉致ったハエ。
— Acleris(あくれりす) (@Acleris) January 20, 2021
シラホシハマダラミバエ♂ 2021.I.17.神戸市
古い図鑑だとヒシモンハマダラミバエになってるやつ。#複眼はいいぞ pic.twitter.com/LyvuIwiqo9
コレ見ると雌雄で翅の斑紋に若干差があるみたい。
♂の方が翅の白星が少ないようだ。
シラホシハマダラミバエ♀の前翅
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シラホシハマダラミバエ♀ Acanthonevra trigona |
ではまた
2023年3月11日土曜日
ヤマトヒメホソキノコバエ
この日曜日は下草も乾いていたので、お散歩ネットでガサガサしながら適当に摘まんで帰った。
その中の一つ、ホソキノコバエ科を久々に見た。
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ヤマトヒメホソキノコバエ Bolitophila japonica |
翌日見たら、すでに頭部が乾燥で変形してしまっていた。
触角が長い。
前翅長は約4.5mm。
むか~し「一寸のハエにも五分の大和魂・改」という双翅目の掲示板で質問したことのある虫である。
当時(2010年)質問した個体は♀だったので、ホソキノコバエの一種で終わってしまったのだが、今回は♂だったので交尾器を観察してみた。
腹端を外して、、、
矢印の生殖端節(gonostylus)の基部に三味線のばち状の硬化した突起物が見える。10%KOH水溶液で透化処理して、、、分解。
で、♂生殖器の拡大。![]() |
ヤマトヒメホソキノコバエ Bolitophila japonica Male genitalia |
翅でもある程度絞れそうなので、スライドグラス2枚に挟んで撮影。
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ヤマトヒメホソキノコバエ Bolitophila japonica Wing vein |
ではまた
2023年3月4日土曜日
体長2mmのお母さん
こないだのお散歩では(も?)デジカメを出すことなく帰ってしまった。
という、
怠惰な状況なのでネタが無い。
なので、
ハードディスクの中から去年の今頃に見かけた生き物。
落ち葉のシフティングで採集。
今まで何回も見かけたような気がするが幼体だと思ってほったらかしていた。
が、実体顕微鏡で見ると外雌器がちゃんとある成体だった。
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コガタネオンハエトリ Neon minutus female |
私みたいな素人だと子供だと思うわ。
腹部腹面
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コガタネオンハエトリ Neon minutus epigynum |
顔。
クモの個眼は普通8個。だけど6個しかないように見える。
よっく見ると、小さな後中眼があった。ではまた
2023年2月25日土曜日
真冬のタイワンタケクマバチと居候
いよいよネタが無くなったので、去年見つけたタイワンタケクマバチの巣を暴いてみた。
このツイートのヤツ↓
日曜日のお散歩写真@神戸。
— Acleris(あくれりす) (@Acleris) August 7, 2022
苗木のカバーに黒いハチが飛び込んで姿が見えなくなった。
ふむ、と覗き込んで見ると竹筒に穴が。
タイワンタケクマバチの営巣を初確認しました。 pic.twitter.com/jhGrDS6O3d
これをこの間の日曜日に持ち帰ってパカリ。
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タイワンタケクマバチ Xylocopa tranquebarorum |
中身は3♂3♀合計6個体の新成虫。
♂の体重はそれぞれ1232mg、1258mg、1127mg、平均1206mg。
♀の体重はそれぞれ647mg、761mg、821mg、平均743mg。
♂の体重は♀の約1.6倍。
♂は条件の良いところでテリトリー張ってホバリングする習性があるため、雄同士で良い場所を取り合って闘争する関係で大型化する方向に進化したのかと思う。
クワガタと同じですな。
かたまっていたのと反対側。
こちらにも巣の仕切りの痕跡があった。1枚目写真の矢印部分の拡大。
出入り口とは別に、内側から囓った跡がある。タイワンタケクマバチは竹の内側を囓って巣の仕切りに使うそうだ。
エコですな?
出入り口の直径は約7.5mmだった。
ハチの背中を拡大して見ると、
タイワンタケクマバチコナダニのヒポプスがスタンバイしていた。こいつらは寄生しているのではなく、便乗である。
口が退化しているので寄生しようがない。
新しい巣に着くまで飲まず食わずらしい。
新しい巣にたどり着いたものが花粉団子などを食べて増殖するそうだ。
コレについては以前記事にしている↓
在来のキムネクマバチにも同属のダニが着くが別種らしい。
竹筒を拡大してみると、汚れた部分に変なのが1匹居た。
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トガリチャタテ Tapinella africana |
粒が大きく見えると言うことはアオイ科の花粉かな?
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トガリチャタテ Tapinella africana |
2023年2月18日土曜日
2月にシタバガ亜科の幼虫
いもむし成分追加。
でも名前は判らない。
ササが倒れて枯れ葉が積もっているところを叩いて落ちたクズをフィルムケースに詰めて持ち帰った中にいたもの。
体長14mmほど。ではまた
2023年2月11日土曜日
お尻しわしわコマユバチ
2023年2月4日土曜日
ニセオウトウショウジョウバエの♂交尾器
オウトウショウジョウバエの♂交尾器
啓蟄が過ぎましたな。 でも春本番にはまだまだなので。 そこらをお散歩ネットでガサガサして判りやすいのをゲット。 オウトウその他の果実に産卵するため害虫とされる。 側面 キイロショウジョウバエ風で翅端に斑紋があるのが特徴。 この斑紋は♀にはない。 ショウジョウバエ♂の前脚ふ節には「性櫛(せいしつ) sex combs」と呼ばれる剛毛列を持つ種類がいる。 オウトウショウジョウバエでは第1ふ節と第2ふ節に性櫛をもつ。 キイロショウジョウバエの性櫛は第1ふ節のみにある。 近縁にニセオウトウショウジョウバエがいるが、性櫛の剛毛が弱いらしい。 翅の斑紋も横長の紡錘形であるため区別できる、との・・・