お散歩コースのお地蔵さんにフユシャクの♀でもいないかな?といつものようにアヤシい動きで見て回る。
凹みに引っ掛かるワラクズが目に留まる。
気になってつついてみると、なんとワラクズが歩き出した。別の凹みに収まったところを無事確保。
冬でよかった。夏なら飛んでいって見失うとこだった。
さて、歩くワラクズを拡大してみると蛾であった。
チャマダラノコメキバガ Hypatima teramotoi |
翅の模様
チャマダラノコメキバガ Hypatima teramotoi |
手持ちの図鑑をみると、チャマダラノコメキバガのようだ。
なんだけど、キバガの仲間なんて研究が進んでないグループなのでイマイチ信憑性が低い。
なのでちょっと検索してみると、以下の文献に交尾器の図があったので交尾器を抜いてみた。
文献は、「日本産Chelariini族の4新種(鱗翅目,キバガ科) Four new species of the tribe Chelariini(Lepidoptera, Gelechiidae)from Japan(蝶と蛾,63(2):P79-86、2012)」。
♀交尾器
チャマダラノコメキバガ ♀交尾器 Hypatima teramotoi female genitalia |
signum:シグヌム(複数形はsigna)、交尾囊(corpus bursae)にみられる刺状あるいは板状の硬化部
signumの別方向
交尾囊表面に菱形のシグヌムがあり、菱形の対角線が内部に突出している様な形状だった。文献の図と比較して違和感がないので、チャマダラノコメキバガとしてよいようだ。
ではまた
0 件のコメント:
コメントを投稿