2026年7月11日土曜日
雪平鍋的な点刻?
2026年7月4日土曜日
ムラサキアツバの幼虫とクロゲヒメキノコハネカクシ
この日曜日は朝までたっぷり降った雨でいつもの枯れ沢に水が流れていた。
よいことである。
たとえ、下草びちょびちょで虫が見られないとしても。
帰りに今年初鳴のニイニイゼミが聞けたのでヨシ、である。
さておき、
お散歩コースに倒れているニセアカシアの倒木。
虫があまり付かない木なのでよく見てなかったが、多孔菌のたぐいがぺっとり生えていたのでチラ見すると、![]() |
| ムラサキアツバ幼虫 Diomea cremata Larvae |
黒っぽいところは食痕である。
キノコ食いのいもむしでシイタケの害虫ともされる。
撮ったスマホ画像を見ながら歩いて行ったところで、矢印のところに模様付きの虫がいるのを確認。
戻って吸虫管で吸い取って持ち帰ってみた。
いもむしはスルー、知ってる虫まで持ち帰ると整理が大変なので。
ぴちょんくんみたいな水滴型の虫はこんな虫。
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| クロゲヒメキノコハネカクシ Sepedophilus armatus |
鞘翅目の体長は翅端までが基準とすると、体長は1.5㎜になるか。
腹面
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| クロゲヒメキノコハネカクシ Sepedophilus armatus |
図鑑を見ると、上翅側縁に6本のトゲ状刺毛があるとか、斑紋に変異が多い、などと書いてあった。
念のために、日本産ハネカクシ科総目録をみると、同属の日本産は30種ばかし記載されている。。。
模様があるからと持ち帰ってみたけど、こりゃ種までの同定は無理かと思ったけど、ちょいとググると「A Revision of the Genus Sepedophilus Gistel (Coleoptera, Staphylinidae, Tachyporinae) from Japan: Species Group of S. armatus Sharp」(←リンク先はJ-STAGEからダウンロード可)という論文に同属他種の交尾器画像などがあるのを見つけたので確認してみた。
♂交尾器
プレパラートにしていないので全体にピントが合ってないけど、論文の図と一致するので特定してよさげ。今回のは普通種だけど、外見でほぼ区別できない種にニセクロゲヒメキノコハネカクシS.subarmatus というのがいて、こちらは東京の高尾山と鹿児島の口永良部島、国外では韓国でしか見つかっていないそうである。
分布が飛び離れているが、ちゃんと探せば近所にもいそうな感じ。。
とりあえず、近所のは普通種の方とあいなった。
おまけ
ムラサキアツバ幼虫の側面
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| ムラサキアツバ幼虫 Diomea cremata Larvae |
こちらの図鑑では旧和名のヒメムラサキクチバになっている。
ではまた
2026年6月27日土曜日
ヤスデを食べてたハネカクシ
雨上がりの日曜日、お散歩で見かけた光景。
ハネカクシがヤスデを捕食しているのを見かけた。ヤスデと言えば防御物質にシアン化合物を分泌するそうだが、まずくはないのだろうか。
アカサシガメの仲間はヤスデ専食らしいし、以前シロハラのウンチを持ち帰って拡大したらフジヤスデの一種の殻がたくさん含まれていたので、ヤスデもあまり安穏とした生活はできないらしい。
こちらのヤスデはヤケヤスデの仲間だと思うけど、、、
♂なら判るかもと一応持ち帰ってみたものの、生殖肢のある節は失われていたので同定できず。
以下ハネカクシの拡大
背面
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| ムネビロハネカクシ Algon grandicolis |
日本産ハネカクシ科目録で本属は1種のみなので、まあ合ってるだろう。
アルゴン属とか、素敵な響き。
腹面
拡大![]() |
| ムネビロハネカクシ Algon grandicolis |
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| ムネビロハネカクシ Algon grandicolis |
ではまた
2026年6月20日土曜日
引っ越しアリの簒奪者
2026年6月13日土曜日
シマサシガメの♂
こないだの日曜日は雨でいまいち。
だったので5月最後の日曜日から。
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| シマサシガメ Sphedanolestes impressicllis |
持ち帰ってみたらオスだった。
背面
腹面頭部と胸部胸部には披針形の白毛が生えてる。知らなかった。
横顔
引き出した腹端部![]() |
| シマサシガメ Sphedanolestes impressicllis |
同、横から
普通に見掛けるのに画像は少なかった。すぐ葉裏に隠れるので撮りにくい。
こんなメスもいた。
ブレ写真。。
胸部の白色部が広い。細かく見ると個体識別できそうな種類ですな。
ところで犠牲者はハムシダマシあたりか。
ではまた
2026年6月6日土曜日
クロフトモモホソバエなんていなかった
5月最後の日曜日。スマホ撮り。
太ももが目立つスリムなハエ。前脚をプルプルしながら歩き回る。
脛節に生えた微毛がプルプルに合わせて白く反射して目立つ。
手旗信号みたいである。
5月に入るとよく見かけるハエだけど、あまり写真を撮ってない。
太い後脚腿節が特徴的で普通に見掛けるのでわざわざ撮ってなかったみたいである。
画像フォルダを探したら、交尾しているところばかりが数枚見つかった。
科和名はフトモモホソバエ科とされるが、北隆館の図鑑ではモモブトホソバエ科とされ、図鑑によって表記ゆれが見られる。
腿が太い細いハエなのでモモブトホソバエの方が意味が通るような気がする。太腿が細いハエじゃないもんね。
本科については双翅目談話会雑誌はなあぶ45に「日本産Megamerinidae フトモモホソバエ科について」という記事がまとめられており、従来クロフトモモホソバエ、学名が Texara compressa とされた種は Texara savolaineni の誤認だとされて、サボライネンフトモモホソバエの和名が当てられていた。
外見の簡単な判別では
後腿節基部が白色…サボライネンフトモモホソバエTexara savolaineni
後腿節基部が赤色…クロフトモモホソバエTexara compressa
後腿節基部が黒色…シャタルキンフトモモホソバエTexara shatalkini
で、脚部が黄色いのが別属のキアシフトモモホソバエProtexara sp.
で、他に国後島からMegamerina dolium が知られているそうだ。
2018年のは、採集して拡大画像を撮っていたので以下ペタペタ
♂側面
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| サボライネンフトモモホソバエ Texara savolaineni |
ということで、腿節の特徴で違和感があったら交尾器を見て各部の特徴を文献で確認するとよいだろう。
おまけ
顔1
顔2顔3![]() |
| サボライネンフトモモホソバエ Texara savolaineni |
ではまた
2026年5月30日土曜日
カメムシの卵から羽化したタマゴクロバチの一種
先週に引き続き、カメムシに寄生する虫。
お散歩コースのササの葉で見つけた卵
1個だけ半透明で無精卵ぽい。
ここいらでササにつく大型のカメムシは、
エビイロカメムシGonopsis affinis
シロヘリカメムシAenaria lewisi
ヒラタトガリカメムシBrachymna tenuis
の3種くらい。
この中でエビイロカメムシの卵は球形に近いのでおそらく違う。
よく見るのはシロヘリカメムシなのでたぶん本種の卵だと思う。
けど、鉢巻き模様なんてあったっけ?
最近侵入したヒラタトガリカメムシの可能性もあるのかな?
孵化したら判るやも?と持ち帰って五日後。
!!
全て寄生蜂に変換。
無精卵ぽいの以外は、羽化していないのも含めて全部ハチ入り。卵殻の拡大
とりあえず羽化した分
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| タマゴクロバチ科の一種 Scelionidae Gen.sp. |
ハチの仲間は雌雄を産み分けることが出来るそうで、このハチの場合は交尾用の♂を一個体のみ用意して、あとは繁殖用の♀を産み付けるようだ。
兄弟姉妹でハーレムとか、ヒトでは理解できない世界である。
あとは拡大画像。
♀背面
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| タマゴクロバチ科の一種 Scelionidae Gen.sp. |
腹部基部の彫刻がよい。
♀側面
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| タマゴクロバチ科の一種 Scelionidae Gen.sp. |
♂背面
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| タマゴクロバチ科の一種 Scelionidae Gen.sp. |
♂腹面
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| タマゴクロバチ科の一種 Scelionidae Gen.sp. |
おまけ
♀の顔
大顎自体はモスラの幼虫チックなおちょぼ口なんだけど、複眼まで伸びる彫刻があるので、口裂け女みたいに見える。ではまた
















































