2020年4月4日土曜日

ジョウカイモドキ科の蛹・・・ツマキアオジョウカイモドキ?

2月に書いた「クモの卵を食べるツマキアオジョウカイモドキの幼虫」が先週蛹化した。
フィルムケース越しなのでぼんやり画像。
ネタがないので今週撮影したのを貼っておきます。。

側面
ツマキアオジョウカイモドキ?
Malachius prolongatus pupa

背面
ツマキアオジョウカイモドキ?
Malachius prolongatus pupa

腹面
ツマキアオジョウカイモドキ?
Malachius prolongatus pupa

拡大
ツマキアオジョウカイモドキ?
Malachius prolongatus pupa
体長は6㎜。

羽化して確定したら、タイトルの?を外す予定。

ではまた

2020年3月28日土曜日

シギアブ科の蛹

2月の頭に紹介したシギアブ科の幼虫

10日ほど前に蛹化した。
羽化してから記事にしようかと思っていたらカビが来たようなので望み薄となってしまった。

ので、取り合えず蛹を貼っておきます。
シギアブの1種 Rhagionidae 蛹

もう1枚
シギアブの1種 Rhagionidae 蛹

ムシキヒアブ科の蛹によく似ているけど、頭部に棘がないところが違う。

蛹の頭部
シギアブの1種 Rhagionidae 蛹
短い触角が本体にくっつかずに浮いた状態。

蛹の脇に脱ぎ捨ててあった終齢幼虫の脱皮殻

しわくちゃだけど、硬化した部分は残っている。

脱皮殻の頭部
矢印は胸部の前方気門

終齢幼虫脱皮殻の後方気門
生きてる時より観察しやすい。

ガチャピン?

ではまた

2020年3月21日土曜日

シモフリトゲエダシャクのメス、卵、幼虫

2月のフユシャク♀のツイート。
まあ、この子は拉致したわけですが、、、
ケースに入れて3日後に産卵確認。
生みたては緑がかったレモン色。

数日経つとオレンジ色に。

数えていないがめっちゃ産んだ。
重ねたろ紙の隙間にみっしり。
フユシャク亜科みたいにおしりの毛でカバーしたりはしないようだ。

涼しいところに置いたけど、3月2日に最初の幼虫が孵化。

同日の他の卵。
右端は孵化後の殻。黒っぽいのは孵化直前で空気を含んで殻が白っぽい。

本属の幼虫は多食性なので咲き始めたクサイチゴの花を与えてみる。
もぐもぐ。。。
この状態では何かわからないのでしばらく飼う。

で最近。
2020年3月17日飼育品
シモフリトゲエダシャク Phigalia sinuosaria

2020年3月20日飼育品
シモフリトゲエダシャク Phigalia sinuosaria
刺毛基盤は突出してる。毛は黒く、シャクトリムシにしては毛深い。
最近のエサはアラカシの伸び始めた芽。
昨年冷蔵庫が壊れて買い替えたが、
真空チルド室が優秀で傷みやすい若芽が長持ちしている。
とても便利。

さて、同属のシロトゲエダシャクの幼虫は突出がより大きく毛は長く白い。

ということで冒頭のフユシャクの♀はシモフリトゲエダシャクに決定。
シモフリトゲエダシャク Phigalia sinuosaria


比較のために過去画像からシロトゲエダシャクの幼虫を貼っておきます。
2010年5月5日
シロトゲエダシャク幼虫 Phigalia verecundaria
亜終齢だと思う。脱皮直前で頭が飛び出ている。

連れ帰って5日後、2010年5月10日。
シロトゲエダシャク幼虫 Phigalia verecundaria
毛が長く、白いのが判ると思う。

両種とも、模様の濃淡は結構幅がある。

ではまた

2020年3月14日土曜日

マエジロマダラメイガの越冬巣

2月の終わりに見かけたくしゃくしゃ。
ヘクソカズラの実が糸に綴られて残っている。
これ、
マエジロマダラメイガの越冬巣で中にはいもむしが複数篭っている。

中のひと
マエジロマダラメイガ Edulicodes inoueellus 幼虫
地味ないもむしである。
体表には顆粒がありサメ肌状。体色は赤褐色から黄褐色で黒色の斑点がある。

「みんなで作る日本産蛾類図鑑」では学名が inoueella になっているが、現在では inoueellus と語尾が修正されているので注意。


食樹はネズミモチ、サンゴジュ、ヘクソカズラ、クサトベラの記録がある。
年数回発生するのでその時においしそうな実を選んでいるようだ。
近所ではネズミモチの実を覆うように綴っているのをよく見る。

で、本種の巣の糸はすごくベタベタしている。
糸の拡大すると水滴のように見えるのがベタベタの液体。
この粘着性物質は絹糸腺から出す糸とは別で、唾液腺からの分泌物だそうな。

過去の飼育画像から蛹と成虫も。
2007年の12月にネズミモチの実を綴っていた幼虫。
マエジロマダラメイガ Edulicodes inoueellus 幼虫
翌年の4月に巣内で蛹化。
マエジロマダラメイガ Edulicodes inoueellus 
蛹の腹面
マエジロマダラメイガ Edulicodes inoueellus 
腹端の鉤状刺毛で巣に引っ掛けて体を固定している。
鉤状刺毛は幼虫の肛上板の刺毛と相同である。

で4月中に羽化
翅を伸ばして乾燥中。
マエジロマダラメイガ Edulicodes inoueellus 成虫
しばらくしたら翅閉じた。
マエジロマダラメイガ Edulicodes inoueellus 成虫
ところで、幼虫で越冬するいもむしを連れて帰ると
かなりの確率で他の生き物に変換されることが多い。
ヒメバチとかコマユバチとかetc。。

この2007年に持ち帰ったものは幼虫が複数いたが寄生率0%だった。

このベタベタは寄生虫対策なのかも?

ではまた

2020年3月7日土曜日

キバラモクメキリガの卵。。と幼虫。

3月21日追記「ヤガ科の卵・・・モクメキリガ類」からタイトル変更

今年の啓蟄は3月5日だそうで、、、
今日はちょっと散歩に出ましたが、
ハエやアブは飛んでますが他はいまいちみたいな。

なので今週はしばらく前の卵を紹介。
2月9日のイヌビワの枝先で規則正しく並べられた小卵塊をみつけた。

持ち帰って拡大。
スケールは0.5㎜
直径は約1㎜と大きめ?
表面の彫刻はヤガ科に見られる特徴である。

横から
下のほうは薄黄色。
生みたての蛾の卵はだいたいが全体薄黄色で、
発生が進むと着色してくるものが多い。

早く孵化すると困るので、フィルムケースに入れて外の窓ガラスに貼り付けておいたのだが、、、
2月18日に孵化してしまった。。。

早春に産卵するヤガ科でイヌビワを食べるようなのは思いつかないので適当に柔らかい新芽を食べる種類だということにする。

ので、サクラの枝をとってきて芽鱗を剥がして与える。
イヤそうに齧っていた。
1齢幼虫は頭部が黒いのが多いけど、この子は黄色だった。
3㎜くらい。

で、日曜日の散歩で早咲きのヨシノザクラの花を取ってきて与える。
なんとか成長。
2月29日。
2齢だと思う。10㎜程

で、本日3月7日はこんな感じ。
とかこんな感じ。
散歩に出たらクサイチゴの花がおいしそうだったので
ちぎってきて与えたらよく食べた。
3齢だと思う。20㎜前後。
気門線の白色が目立つ。おしりがちょこっと膨らんでいる。

確定じゃないけど、
キバラモクメキリガ Xylena formosa で良い感じだと思う。
終齢になって背盾(前胸背板)が黒くなったら確定である。

ネタがないときに続報します。

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3月21日追記。
終齢になってキバラモクメキリガと確認できたのでタイトル変更しました。
終齢画像追加しておきます。
2020年3月15日
亜終齢と後ろのボケているのが終齢幼虫。

2020年3月20日
キバラモクメキリガ Xylena formosa
ムチムチ終齢幼虫。
終齢になるとスゴク印象が変わる。
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ではまた

2020年2月29日土曜日

和名のないヒメバチが出てきた

この間紹介したツマキアオジョウカイモドキの食べ残し?のクモ卵嚢の容器を見ると、なにやら見慣れないシルエット。
2020.II.28羽化
ヒメバチがなぜかいる。
中の樹皮には繭らしいものはなかったのでクモの卵嚢から出てきたのだろうか。

孵化した仔グモがワチャワチャしている隙間を縫って吸虫管で回収。

背面図
Paraphylax agelenae
体長は6㎜弱

例によって以下の2サイトを参照する。
「日本産ヒメバチ目録 Check list of Japanese Ichneumonidae」 と
「Information station of Parasitoid wasps」

どうやら Paraphylax agelenae らしい
コクサグモの卵嚢から羽化した記録がある。
ヒメバチ科目録ではトガリヒメバチ亜科Cryptinaeだが、近年
Phygadeuontinae という独立の亜科に含まれるとのこと。
本亜科にはハネナシヒメバチの仲間や2m-cu脈に透明域を2個持つものが含まれる。


胸部背面
印刻がカッコいい。
前伸腹節の隆起線ははっきりしてる。

胸部側面
写真の腕がない。。。

後体節第1節
spは気門の位置、矢印は腹板の終点、背板の半分くらい。


暗色の斑紋が2対。
羽化し立てで絞めたのでもうちょっと濃くなるかも?
前翅に2m-cu脈があり下方が外縁に向かい斜めになる、その脈に薄い部分(透明域)が2か所ある(矢印部)
前翅鏡胞を欠く
後翅のM+Cu脈は曲線状
(画像に書くの忘れたので調べてね。付け根のほうの曲がった脈)

鞘から出した産卵管
下側に弱い鋸歯



腹部腹面
腹板は中央が膜質

ではまた

2020年2月22日土曜日

翅に模様のあるコマユバチ

そろそろ早春の蛾が出る季節。
ご近所の山の散歩では特筆する者もいないので
葉っぱの裏を見ながら歩いて小さな虫を摘まんで帰る。
コマユバチ科の1種
体長4㎜程の小さなハチ。
コバチ上科かクロバチ上科の何かと思っていたが、
翅脈をみるとコマユバチ科だった。

背面にはうっすらと複雑な彫刻がある。

側面
なかなかスレンダーなコマユバチ。
ググった感じでは Rhaconotus 属に似ている感じ。
オナガコマユバチ亜科Doryctinaeに含まれる。

ではまた