2022年2月26日土曜日

セマダラコガネ

世の中きな臭くってイヤんなっちゃう。

お散歩コースの虫もいまひとつ。

ネタがないのでパソコンの画像フォルダをあさってみたけど遊んでいたら時間がなくなっちゃった。

セマダラコガネ Exomala orientalis
黒化型
↑遊んだ結果。
2015年6月7日撮影分


ではまた

2022年2月19日土曜日

オニグモの赤ちゃん

フユシャクの出が悪くお散歩ツイートも少ない今日この頃。

いつも通るお散歩コースのツバキになにかいる。

ツバキの枝が折れた凹みに、丸まったハツカネズミのような物体X。

差し渡し5cmほど。

蛾の繭にしては思い当たるものがないな、と思いつつ

棒でつついてみると、、

わらわらわら、、、、

仔グモがひしめいていた。

クモの卵嚢であった。

拡大。

オニグモ Araneus ventricosus

卵嚢の大きさ的にオニグモであろう。

オニグモは秋に卵嚢内で孵化してそのまま越冬するそうな。

外に出るのは流石にまだ寒いので

そっ閉じ。

糸引いてぶら下がっているのを少し持ち帰り。

腹面

オニグモ Araneus ventricosus

ガラス瓶越しで判りにくいけど、腹部腹面に1対の白点がある。

さて、この仔グモはどうしたものか。

徘徊性のクモは何種か卵嚢から成体まで飼育したことがあるけれど、

造網性のクモは失敗した記憶しかない。

キイロショウジョウバエは累代しているのでちょっと挑戦してみようかな?


ではまた

2022年2月12日土曜日

真冬にマルヒメツヤドロムシ

お散歩コースでは初見の水生甲虫を見つけたのでご紹介。

といっても幼虫は過去ブログで紹介済み。↓
同種かどうかは知らんけど

insectmoth.hatenablog.com

冬なので、水路に手を突っ込んで虫捕りするとかのガチ目なことはヘタレなのでしていない。
こんな水がチロチロ流れる砂防堰堤に
枯葉が張り付いているのを見つけたので、
なんか隠れているかな?と数枚めくったところで、、、
2022年2月6日
1㎜ちょいの虫を見つけた。
歩いてなければ認識できなかった。
結局1個体のみだった。

拡大。
マルヒメツヤドロムシ Zaitzeviaria ovata
体長は約1.3㎜。

♂だったので交尾器出してみた。
マルヒメツヤドロムシ Zaitzeviaria ovata
♂交尾器 Male genitalia
先端背面
最近本種の近縁種として
サンインヒメツヤドロムシ Zaitzeviaria sotai や
トウカイヒメツヤドロムシ Zaitzeviaria takafumii
が相次いで記載されたりしているのだけれど、交尾器先端にトゲがあるらしい。

記載文の図を見ると、矢印のあたりにトゲがあって返しのある矢じり型になっているらしい。
今回のはトゲらしきものは見えないのでとりあえず無印のマルヒメツヤドロムシとしてよさそうだ。
本種は、図鑑を見ると鞘翅は他より淡色になるのが普通であるようだが黒っぽくなることがあるそうなのでヨシとしよう。

上の全体像は実体顕微鏡にカメラを押し当てて撮影したが、1㎜前後になると今ひとつの画像。
そこで、光学顕微鏡においてLEDの懐中電灯の落射光で撮ってみた。
交尾器出すときに柄付き針で真っ二つにしてしまった。そのせいか、油シミがひどく何回かキシレンに漬けたりして油を抜いたけれど、点刻にワックスが詰まったような今ひとつの状態になってしまった。
画像のスケールは一目盛りが0.01㎜。

前半部。
無印マルヒメツヤドロムシは前胸背は光沢が無く皺状とのこと。
拡大してみると小ジワがあるような?

横顔
頭部は金色の微毛が生えている。
光量が足りないので結局今ひとつの画像である。


ではまた

2022年2月5日土曜日

翅に模様があるコガネコバチの一種Acroclisoides sp.

今週も見た虫貼るだけ。

1月最後の日曜日、葉裏にいたちっこいハチ。

Pteromalidae
コガネコバチの一種 Acroclisoides sp.
あたまでっかち。

右側の卵塊はおそらくヨツモンホソチャタテとかトビモンケチャタテの卵。

このコバチはカメムシの卵寄生蜂だそうなので無関係のはず。

持ち帰って拡大。

Pteromalidae
図鑑等ではまず同定できないが、どこぞのブログで見た記憶があるのでちょっと探すと案の定?、おちゃたてむしさんのブログで見つかった。↓

「コガネコバチ科の一種(Acroclisoides属)(改題)」

たぶん同種だと思うけど、正式な記録はないそうで日本では未記録だそうな。

ただし存在は知られている、といういつものパターン。

ちっちゃい虫あるあるである。

翅をシャキーン

Pteromalidae
逃げそうなので絞めた。
Pteromalidae
腹面
Pteromalidae
背景ばっちいのはご容赦。

Pteromalidae
大顎が割としっかりしている。

黒バック

Pteromalidae
コガネコバチの一種 Acroclisoides sp.
乾燥して腹部が凹んじゃった。

色合いも藍色っぽくなった。

体長は約1.8mmくらい。


ではまた