2021年1月30日土曜日

カタカケハマキの幼虫と蛹殻

 ネタがないので昨年撮った画像から。

2020年5月4日

カタカケハマキ Archips capsigerana 幼虫


コナラの葉を綴っていたが、様々な樹木につく。

間もなく蛹化したのか、しばらく静かになって、

5月15日に羽化した。

カタカケハマキ Archips capsigerana ♂
♂なので前縁褶がある。
本種はそれが発達しているのを「カタカケ」と表したのかな?
ハマキガは英語で Bell moth と呼ぶことがあるが、
見た目で分かりますな。

前縁褶をめくると、長い鱗毛の束が隠れていた。
カタカケハマキ Archips capsigerana ♂
この間の「ウスコカクモンハマキ」とはまた違っていますな。

羽化後の蛹殻
カタカケハマキ Archips capsigerana 蛹殻

第2と第3腹節背面に何か摘まんだような硬化部がある。
他属の蛹では見た記憶がないので、本属の特徴かも?

蛹の腹端部腹面。
第9腹節に交尾器開口部があるのが♂。
♀の蛹は第8腹節に食い込んだように開口している。

蛹の雌雄はこれで区別可能である。

昔どこかで貼ったクロメンガタスズメ蛹の雌雄の腹端画像。

イラストも

ではまた

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