ネタがないので昨年見た不明幼虫から。
2021年11月20日追記
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無事に羽化して、キイロハバチの1種Monophadnus nigritarsis であることが判明。成虫は以下の記事にあります。
「キイロハバチ属の1種Monophadnus nigritarsis の羽化」
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暮れも押し詰まった12月6日、ボタンヅルに新しい食痕があったので捲ってみた。
キイロハバチ属の1種 亜終齢 Monophadnus nigritarsis |
旧ブログの「トゲトゲいもむし」↓
旧ブログのこのハバチは新しく仕入れたハバチ図鑑で
ナラガシワマルハバチの和名がついていた。
今回のは明らかに別種だけれど、マルハバチ亜科の幼虫だろう。
「日本産ハバチ・キバチ類図鑑(北海道大学出版会,2020)」から
マルハバチ亜科でボタンヅル(センニンソウ)を食べる種は
アカマルハバチ属 Nesotomostethus
ルイスアカマルハバチ Nesotomostethus clemati
クロバアカマルハバチ Nesotomostethus religiosa
ヒゲブトマルハバチ属 Megatomostethus
ヒゲブトマルハバチ Megatomostethus crassicornis
キイロハバチ属 Monophadnus
キイロハバチ Monophadnus nigriceps
の3属4種。
ネットで検索してもキイロハバチの幼虫?とされるトゲのない幼虫しか見当たらない。
なので、アカマルハバチ属かヒゲブトマルハバチ属だと思うけど、過去に採集した成虫を確認する暇がなかったので、宿題である。
持ち帰った幼虫はしばらくすると脱皮した。
キイロハバチ属の1種 終齢 Monophadnus nigritarsis |
キイロハバチ属の1種 終齢 Monophadnus nigritarsis |
さて、トゲがなくなると葉っぱを食べずにウロウロ歩き回るようになった。
蛹化のサインですな。
ちょっと思いついて、オアシス(生け花に使う給水スポンジ)をシャーレに入れて放してみた。
ガシガシ穴をあけて潜っていった。カビたりしてダメになった幼虫もいるが、1個体のみカビずに残っている.
微動だにしないけど。
春になったら羽化しないかなぁ。(希望的観測)
ではまた
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