寒くなってだいぶくたびれている。
茶色くなった部分の中心に不自然な丸い模様。
透かして見ると、、、、
フジツヤホソガ Hyloconis wisteriae の幼虫
いくつかあるので他のも透かして見るとこちらは、
フジツヤホソガ Hyloconis wisteriae
こちらは蛹になっているようだ。
つまり、この丸い円盤は本種の繭である。
持ち帰って裏面から見ると、
繭の部分は糸を貼りめぐらせて補強しているのが判る。
本種は葉っぱに潜る、いわゆる「絵描き虫」、「字書き虫」の仲間。
この生活スタイルは蛾だけでなく、ハチや甲虫、ハエの中にも見られる。
いずれもサイズが小さく、少しの量で親になれるのでエコ?な虫たちである。
図鑑によると、同属に以下の3種がいる。
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ハギツヤホソガ Hyloconis lespedezae
食草は同じマメ科だけどマルバハギにつくとのこと。
ヌスビトハギツヤホソガ Hyloconis desmodii
こちらの食草はヌスビトハギ。やっぱりマメ科。
クズツヤホソガ Hyloconis puerariae
本種はクズ、ヤブマメにつく。
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この属はマメ科に固執してるみたい。
生態はほぼ同じで潜葉の中央付近に円盤状の繭を作る。
成虫は似通っているが、付いていた植物とこの繭の特徴があれば自動的に種類が判る。
図鑑には細かく成虫の特徴がそれぞれ書いてあるが、
クズツヤホソガ以外の触角は先端に白色部があり、
クズツヤホソガの触角は一様に黒褐色とのこと。
ほんとは羽化した成虫を待って記事にしようと思ったけど、
ネタがないのでとりあえず。。。
ではまた
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2017年4月8日 追記
羽化したので画像上げました。
記事はコチラ→「フジツヤホソガの成虫」
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