2017年8月19日土曜日

サビイロヤガ(サビイロコヤガ)の幼虫?

タイトル詐欺になりそうなので、いもむし分追加。。

盆明けの16日は休みだったのでお散歩に出撃。
イノコヅチで見つけたいもむし。
Amyna sp. stellata larva
見た目と食草から以下の2種に絞った。

サビイロヤガ(サビイロコヤガ) Amyna stellata
成虫の前翅は濃い赤褐色。

ヒメシロテンヤガ(ヒメシロテンコヤガ) Amyna axis
成虫の前翅は灰褐色。

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8月26日追記
羽化確認してサビイロヤガで確定しました。
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手持ちの文献では2種の幼虫での区別点は判らなかった。
どちらも普通種なので絞れない。。。

上記和名は日本産蛾類標準図鑑(学研)より改称されている。
コヤガ亜科からアオイガ亜科に移動したため。

アオイガ亜科 Bagisarinae の特徴は、
第1・第2腹脚が退化、あるいは消失する。
腹脚の鉤爪先端に大型の内歯がある。
など、幼虫の特徴から規定されているようだ。

原色日本蛾類幼虫図鑑(保育社)のサビイロヤガの解説より抜粋。
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全体淡緑色の細長い円筒形、体表は平滑、刺毛は長い。
白色の気門線と細い褐色の背線がある。
刺毛基部は小さく突出する。
頭部の刺毛基部は小黒点を伴う。
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たぶんヒメシロテンヤガの幼虫もほぼ同じだと思う。

この幼虫は持ち帰った翌日にはこんな感じで
Amyna sp.  stellata larva
成熟して赤くなり、葉っぱを軽く綴って19日に蛹化した。
羽化したらどちらか判明するのでまた記事にします。

おまけ
繭の隙間から幼虫の脱皮殻を引っ張り出して
腹脚の鉤爪を顕微鏡で観察してみた。
スケールは0.01mm(数字は0.1mm間隔)
確かにただの鉤だけじゃなく内歯がありますな。

ではまた

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