虫を見て初めて判ったこと。
8月27日、コナラの倒木に白いカビの塊みたいなキノコを見つけた。
なんかいる。拡大すると、、
クリイロヒメキノコムシ Sphinus castaneipennis |
このときはお腹空いたらカビも食べるのかな?とか思ってた。
9月3日に見ると、それはもろもろになっていた。
拡大してみると、、、
ススワタリと化した成虫と、幼虫らしきものがたくさん。
マックロクロスケデテオイデ~
アレッ?と思って調べてみると、この塊も変形菌らしい。
ススホコリ属の1種 Fuligo sp. で色彩から シロススホコリ Fuligo candida と思われる。
やっぱり変形菌しか食べない昆虫のようだ。
成虫は旧ブログで紹介済み(粘菌食いの虫・・クリイロヒメキノコムシ)なので
一部持ち帰って幼虫を観察
矢印のツブツブが糞。もやっとしてるのは胞子。幼虫拡大
クリイロヒメキノコムシ Sphinus castaneipennis 幼虫、背面 |
クリイロヒメキノコムシ Sphinus castaneipennis 幼虫 |
先っちょはギザギザのこぎり
付け根は「おろし金」状。
のどに見える胞子は潰れているように見える。
人で言うなら前歯と奥歯の役を一対の大顎でこなしてる感じ?
持ち帰った幼虫は9月7日には蛹化した個体がたくさん見られた。成長早い。
クリイロヒメキノコムシ Sphinus castaneipennis 蛹、側面 |
クリイロヒメキノコムシ Sphinus castaneipennis 蛹、腹面 |
クリイロヒメキノコムシ Sphinus castaneipennis 蛹、背面 |
9月10日、平日に降った雨で綺麗に洗い流されていた。
こんなすぐに無くなる資源をよく利用できるものだ。
おまけ。
ナンチャッテ深度合成した成虫画像。
クリイロヒメキノコムシ Sphinus castaneipennis |
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