2018年8月18日土曜日

シロモンクロシンクイ

お盆直前の日曜日のお散歩で見掛けた小蛾。
シロモンクロシンクイ Commatarcha palaeosema
シンクイガ科 Carposinidae と言う小さな科に属する。
本科の出世株?はモモシンクイガ Carposina sasakii
幼虫がモモ、スモモ、アンズ、リンゴ、ズミ、ナシなどの果実に潜りこんで
商品価値をなくしてしまう有名な果樹害虫である。

シロモンクロシンクイの幼虫はシイ、アラカシ、コナラなどの菌えいに潜入して
これを食べるとのこと。
「日本の鱗翅類」に幼虫が図示されているが、穿孔性のヒメハマキみたいな感じ。
胴体は黄白色で頭部淡褐色、背盾と肛上板は褐色。
シイとアラカシの菌えいではしばしばカシコスカシバの幼虫が
同居していることがあるそうな。

菌えい、、、、
枝や幹にカルス状のコブがあるがあれのことかな?
憶えていたら探してみやう。

近縁にニセシロモンクロシンクイ Commatarcha vaga がいるが、
交尾器のほかに白斑にわずかな違いがあるそうな。

おまけ
以前お散歩コースで採集、展翅した標本。
シロモンクロシンクイ Commatarcha palaeosema
2005年4月10日採集。
採った時はもうちょっと黒っぽかった気がする。
10年以上前だから色褪せたのかな?

ではまた

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