パーツは同じだけど、用途によって形が変わってますね、
という話。
ドウガネブイブイとカナブンは同じコガネムシ科に属しますが、
成虫の食性がドウガネブイブイでは生葉を食すのに対し、
カナブンでは樹液を吸っています。
ドウガネブイブイの口
カナブンの口
基本構造はどちらも同じ。
だけど、ドウガネブイブイの小顎には立派な歯が付いている。
カナブンには歯がない代わりにブラシ状の毛があって液体を吸うのに適している。
大顎は見えにくかったので向きを変えて、
ドウガネブイブイ
サクサクと葉っぱを切り裂きやすそうなのが付いてる。
カナブンは判りにくい。
チマっとしたのが小顎の陰に隠れていた。
同じ樹液を吸うクワガタムシ科の大顎は、♀が朽木を齧って穴を開け産卵するため発達しています。
カナブンは腐葉土に潜って産卵するだけなので、大顎の使いどころがないみたい。
ではまた
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