2020年4月11日土曜日

いもむしマミーから出てきたカモドキバチの1種

3月に見つけたコナラのいもむし。

腹脚が少なくとも2対は見えていたので
たぶんヤガ科の幼虫のなれの果て。

前半クシャっと縮んで、後ろ半分がポッコリしている。
中身は寄生バチの繭である。

脱出口が見当たらないので持ち帰ってみた。
のが今週に羽化。

こんなの。
カモドキバチの1種 Aleiodes
まっくろくろすけのコマユバチ。

模様は違うが、以前記事にした
「ケンモンヤガから出たカモドキバチの1種」
と同属のような気がする。

背面拡大。
 
前伸腹節と後体節第1・2節背中に稜線がある。



こいつらって大あごの前にツルっとした窪みがあるのは何かいな?
細い棒状のものを咥えるのに良さげな感じ。

翅脈はこんな感じ

♂かと思っていたが、よく見ると産卵管があった。
産卵管鞘は葉片状
ずらすと短い針が見えた。

おまけ
脱出後のマミー
おしりに穴開けられている。

中を照らすとシルクの内張り。

ではまた

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