2024年10月19日土曜日

コツチバチの♂

ここんとこ日曜日の散歩で採集してない。

なんでもいいや、と目に止まったハチを持ち帰った。

ちょこまか走り回っていたので生態写真はなし。

背面

コツチバチ属の一種Tiphia sp.

とても地味な黒いハチ。体長約6.5mm。

腹面

コツチバチ属の一種Tiphia sp.

コツチバチ科の外見上の雌雄は

触角13節で可視腹節は7節であれば♂、

触角12節で可視腹節は6節であれば♀である。

ということで画像のハチは♂である。

日本産有剣ハチ類図鑑とか、南西諸島産有剣ハチ・アリ類検索図説とかの検索表をたどってみたけど、修行が足りないので種までの検索は断念。

なんとな~くだけど、ニカコツチバチTiphia sternataあたりかなぁ?

というフワッとした印象。

その他の画像。

側面

コツチバチ属の一種Tiphia sp.

コツチバチ属の一種Tiphia sp.
検索キーに縁室(赤丸)が亜縁室(黄丸)より突出するか否かというのがあった。

コツチバチ属の一種Tiphia sp.
触角窩の直径と触角-複眼間の距離の比とかいう検索キーもあった。

腹端側面

コツチバチ属の一種Tiphia sp.

第5腹板の両側近くに小さな歯状突起の有無とかいう検索キーもあった。

たぶん黄色円内がその歯状突起。

こんなのを検索キーにされてもなぁ、という素人的感想。。

コツチバチ科全体で種間差異が小さいので理解はできる。

けど、ついて行けない感じ。

あとは点刻の大小とか数とか。

図鑑にはいくつかの図が載っていたけど、すべての検索キーに部分図とかないとちょっと無理。

絵解き検索プリーズ。

雌雄の区別点に腹端の刺が上方に弧を描くのが♂で直線状なのが♀とあった。

直線状なのは産卵管(針)として、曲がってるのはなんだろ?

挿入器?

最初、実体顕微鏡で見たときは針があるから♀かな、とか思ってしまった。


今回はコツチバチの雌雄の区別点だけど、

旧ブログでツチバチ科とコツチバチ科の区別点の記事がある。↓

insectmoth.hatenablog.com

ではまた

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