2016年9月10日土曜日

ハサミとヘラ

お盆の明けた8月16日、会社はまだ休みなのでお散歩に出た。
その時に見かけたハチ。
少し小振りのオオハキリバチ?

アクロバチックな伸びをしながら身づくろいしていたので
フィルムケースに納めて帰った。

冷蔵庫に入れていたのを思い出して図鑑で調べてみた。

結論、      クズハキリバチ Megachile pseudomonticola
でした。

クズハキリバチの顔
ハキリバチの仲間は葉っぱを丸く切り取って重ね合わせて巣の小部屋を作る。
そのため大顎は葉っぱを切り易いようにハサミ状で、クズハキリバチでは顕著で
刃の部分が長い。

本種に見た目がそっくりなオオハキリバチはハキリバチの中では異端の存在で、
葉っぱではなく、植物のヤニを集めて巣の仕切りに使う。

以前採った    オオハキリバチ Megachile sculpturalis の顔
大顎は刃の部分が短く、ヘラのような形。
ヤニを捏ねるためにこのような形になったのか、
この形だから葉っぱを切るのをやめてヤニを使うようになったのか、
どちらが先なのだろうか?

ではまた。




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