2016年10月15日土曜日

ツヤハネカクシの1種

ネタ不足のため、今週は同定できなかった虫を貼っておしまい。

先々週、通り道のジャマなイノコヅチを少々引き抜いて砂防堰堤の砂に積んでおいた。
それをこの休みにめくったらいたハネカクシ2個体。たぶん同種。。。


ホソハネカクシの1種 Othius sp.

♂♀1匹ずついたので、御夫婦だったのかも?

同定は上司のくろあり氏によるもの。
最初は「ウスアカバホソハネカクシやな。」と言ってたが、日本産ハネカクシ科総目録に
同属種が5種あるからヤッパリ判らんな!と投げ返されたので、属どまりとなった。

本種は雌雄で形態差が認められる。

まず前脚ふ節の幅が♂の方が広く粘着毛と思われる先端の丸い毛が多い。

これはオサムシ科などの食肉亜目ではよく見られる性差である。
ゲンゴロウ科では幅が広いだけでなく吸盤までついている。

これは交尾の際に♀を逃がさないために進化したんじゃないかと思ったり。

あと、♂の腹部腹面に微毛域が認められた。
これは何のためか判らず。


おまけ
♂の交尾器、腹面から

♂の交尾器、斜め下からの図

ではまた

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