仮称マダラトベラキジラミ Cacopsylla sp. 背面
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ずぼらして片展翅。前翅長は約3mm。前翅外縁の翅脈間が曇る。
山陰地方のキジラミ図鑑(2012,ホシザキグリーン財団) を参考にすると、まだ未記載種らしい。
仮称マダラトベラキジラミ Cacopsylla sp. 左側面 |
仮称マダラトベラキジラミ Cacopsylla sp. 右側面 |
触角 |
仮称マダラトベラキジラミ Cacopsylla sp. 腹面 |
キジラミ類は前脚基節間から口吻が出る。(上画像の矢印部)
本種は半翅目HEMIPTERA に属する。
( カメムシ目という言い方があるが、私は嫌いなので本ブログでは敢えて漢字 で表記する。)
半翅目は従来 「異翅亜目Heteroptera 」と「同翅亜目Homoptera 」の2亜目に分けられていたが、
最近は同翅亜目を「頸吻亜目Auchenorrhyncha 」と「腹吻亜目Sternorrhyncha 」に分けて、
異翅亜目と合わせて 3亜目に分けるのが主流らしい。
頸吻亜目は口吻が頭部の基部から生じるグループで、セミやヨコバイ、ウンカやハゴロモの仲間が入る。 キジラミ類は一見ヨコバイやウンカに似ているが口吻が前脚基部から生じるため、アブラムシやカイガラムシと同じ腹吻亜目に属する。
おまけ
ではまた
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