2017年12月16日土曜日

えいえいおー!みたいな和名・・・カチドキナミハグモ

ネタがないので前回の採集品から。
ビニールシートに落ち葉を拡げたときに
てて~っと走って逃げようとしたクモを確保。
こんなの
カチドキナミハグモ Cybaeus nipponicus 
体長は7mmほど。色あいも地味でどの辺がカチドキなのか??

腹面
カチドキナミハグモ Cybaeus nipponicus 
ナミハグモ科 Cybaeidae のクモでナミハグモ属Cybaeusは日本産80種以上が知られ、未記載種も多いとか。
本属は日本各地で種分化しており、全国区で分布するのは本種を含めて数種であるようだ。

左触肢
カチドキナミハグモ Cybaeus nipponicus 
「日本産クモ類」(2009)東海大学出版部 で♂触肢の形態を確認したが本種でいいようだ。

頭胸部腹面

腹部の模様
地域差と個体差があるそうな。

正面顔
カチドキナミハグモ Cybaeus nipponicus 

なかなかに厳つい顔。

ではまた

2 件のコメント:

  1. おはようございます。

    なんとなく過去に見ている様な
    いない様な腹部の模様の蜘蛛ですが、この蜘蛛の
    名前が非常に面白いですね。

    蜘蛛のキバってやはり格好良いです、このキバに挟まれても毒とはないのですかね???

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  2. だんちょう様、コンニチワ
    永らくコメントが無かったもので気付くのが遅れて申し訳ありません。
    どのクモの牙にも毒腺は通っているので毒はあると思いますが
    ヒトの分厚い皮膚を通す牙の長さと力を持つクモは限られます。
    あれほど騒がれているセアカゴケグモでも刺吭事故例は数件で死亡例は日本ではありません。
    また毒の種類と量もそれぞれでしょうからそれほど危険はないと思っています。

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