ツマキアオジョウカイモドキ Malachius prolongatus larvae |
クモの卵嚢の脇に2個体いたが、かたっぽは落ちてしまった。
ゾロ目の日なので(?)持ち帰る。
見た目は普段よく見かける赤いジョウカイモドキ科の幼虫に似ているので、「Melyridae larvae」で画像検索すると Malachius 属の幼虫にそっくりである。
日本産のMalachius 属は、ツマキアオジョウカイモドキ1種なのでたぶん本種の幼虫であろう。
ツマキアオジョウカイモドキの成虫は5月頃によく近所で花粉を食べているのを見かける。
持ち帰ったものを見ると、穴の開いた卵嚢に潜り込んでいた。
尾突起が覗いている。
頭隠して尻隠さず状態。
右の白いのは幼虫がいる上に重なっていた卵嚢である。
その卵嚢を開いてみると、
真ん丸の健全な卵と萎びた卵が見られた。
状況をまとめると、、
クモの卵嚢の脇に2個体いて、
クモの卵が一部萎びており、
クモの卵色した糞が散らばっていた、
ということである。
試しに幼虫の隠れているところに健全なクモの卵を2個放り込んでみた。
顔の前の卵に即噛り付く。
8分間もぐもぐ食べる。
横の卵にとびかかる。
くわっ!
がぶぅぅ。
緻密な糸の布団にくるまれたクモの卵も敵がいっぱいですな。
ところで樹皮下の狭いところにある平べったい卵嚢って何グモ?
カニグモ系?
2020.IV.4追記
蛹化したので記事にしました。↓
「ジョウカイモドキ科の蛹・・・ツマキアオジョウカイモドキ?」
2020.IV.12追記
羽化確認して確定しました。
ではまた
カニグモ系ですね。ヤマトヤドカリグモのそれによく似ていますが特定は難しいです。
返信削除きどばん
きどばん様、コメントありがとうございます。ヤマトヤドカリグモということはエビグモ科ですか。カニグモとかシャコグモとかの辺りですね。残っている卵を保存して孵化するか見てみます。
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