陽が当たって熱いところなので高速で走っていく。
ピンぼけ写真しか撮れなかった。。
ヒメハヤバチ Tachytes fruticis
近づきすぎて警戒されてしまい、獲物を放して走り去る。獲物はその隙に風に飛ばされてしまった。
エライ軽い獲物やなぁ、とその時は思ったが
帰って画像を見てみれば、どう見ても脱皮殻。
オマガリフキバッタの幼虫の脱皮殻のようだ。
何の役にも立たない脱皮殻をなぜに運んでいたのか?
謎である。
予行演習?
さて、脱皮殻は行方不明になったが、ハチの方は戻ってきたので拉致。
以下死骸の画像。
背面
ヒメハヤバチ Tachytes fruticis |
単眼は3個あるが前単眼の1個は通常の球形であるが
2個の後単眼は勾玉状に変形する。
この特徴だけでハヤバチ属Tachytesになる。
中胸背板はムキっと膨らんで強そうな感じ。
側面
大顎下面に切り込みがある
中胸背板の側縁は丸く突出している。
翅脈はこんな。
胸部背面
前伸腹節には細かな皴。
顔面
大顎の切り込みの後ろはちょっとだけ張り出してる。
マーラースペース(大顎と複眼の間、人でいう頬の部分)は
ほとんどない。
本種はギングチバチ科 Crabronidae に属する。
勾玉状の後単眼でハヤバチ属なのは判っているが、
図鑑から抜き出したハヤバチ属の特徴は
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複眼の内側はえぐれない
前翅亜縁室は3個
額の上から頭頂部にかけて両眼に沿った隆起はない
前伸腹節は中胸より短い
後単眼は著しく変形し、勾玉状になる
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ヒメハヤバチの特徴
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腹部の第1~4腹節に白毛帯がある
体長は10~13㎜
前胸背板の中央付近に1対の毛班はない
脚は付節を含めて黒色
頭部の毛は白色
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ではまた
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