ちょっと前、7月4日のお散歩中。
なにやら組んずほぐれつしている虫がいた。
見たことないツチカメムシが白い種を運んでいるところだった。
高校の通学路なのでスマホでパシャパシャ撮って虫を確保。
拡大。
よく見たら幼虫だった。老眼不便。。
後翅の翅芽もあるから5齢(終齢)幼虫である。
ここら辺の齢期の区別は、
「図説カメムシの卵と幼虫(養賢堂,2004)」に詳しい。
以前買った本が10数年の時を経て役にたった。
さて、大きな幼虫なので候補はツチカメムシかヨコヅナツチカメムシ。
以前はよく見たヨコヅナツチカメムシは最近とんと見たことがなく、ずいぶん減ってしまったのでツチカメムシの方だろうか。
2種の区別は触角の節数で可能である。
触角4節…ヨコヅナツチカメムシ Adrisa magna
触角5節…ツチカメムシ Macroscytus japonensis
腹面
ヨコヅナツチカメムシ Adrisa magna |
触角4節なので、ヨコヅナの方だった。
腹面は、ほぼゴキブリですな。
運んでいた種子
なんだろ?ヤマウルシあたり?
種皮も割れてボロボロだった。
ツチカメムシの仲間は種子を運んで落ち着いた場所で食事をする習性があるそうで、ヨコヅナツチカメムシでは成虫が運んでいるのを見たことがある。
幼虫も同様の習性があるのは今回初めて知った。
15年前の旧ブログの記事になるが、ヨコヅナツチカメムシの成虫が種子運びしている記事を書いている。↓
成虫になると大きいだけあって、カキの種やヤブツバキの種を引きずっていくことのを見たことがある。
今回は幼虫も同様の行動をすることが判ったので記事にした。
ではまた
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