2021年11月13日土曜日

キスジツマキリヨトウの幼虫と羽化したクロホシアメバチ

いろいろ判明したので、ちょっと前の画像から。

2021年8月29日撮影

キスジツマキリヨトウ Callopistria japonibia

シダはおそらくイワヒメワラビ。

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キスジツマキリヨトウ Callopistria japonibia
顔面に「八」の字模様があるけども撮り忘れ。

むか~し飼育したような記憶があったけど、久し振りなので拉致って帰った。

翌日には成熟して赤くなり、、、


容器の隅でシダを利用して繭作ったな、と思って放置してある日見たら、、、
ヘンテコな蛹かと思ったら、幼虫の薄皮の中に黒褐色の繭が出来ていた。

終齢幼虫を持ち帰ると寄生率が高い。。。

で、9月下旬か10月はじめ頃に難解そうなアメバチが羽化した。

忙しいし、同定できないだろうと思ってしばらく放置していたのだが、いちおう写真を撮っておこうと出してみたら、以前紹介したハチと同種だった。

クロホシアメバチ Enicospilus nigropectus
干涸らびていたので成形は適当。。

以前のクロホシアメバチの記事はこちら↓

「クロホシアメバチ」

同じ種類は出さない方針だけど、寄主が判明している例は少なそうなので記事に残しておきます。

とは言っても、キスジツマキリヨトウだけに寄生するわけではないと思う。

いろんないもむしに産卵して、繭を作る頃に食い尽くしていもむしの作った繭の中で、更に繭を作って蛹化するようだ。

石橋を叩いて渡るような性格してますな。

各部画像

頭部胸部側面

クロホシアメバチ Enicospilus nigropectus
黒斑の出方は個体変異があるそうで、この個体はちょっと薄い感じ。

クロホシアメバチ Enicospilus nigropectus
干涸らびて、目が死んでる。

翅脈

クロホシアメバチ Enicospilus nigropectus
前翅の透明域と小節片の形状がバッチリ一致している。


ではまた

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