2021年12月18日土曜日

クロフチャタテの一種

今週も見た虫貼るだけ。

わたくし的に初見の虫。2021年12月12日撮影

クロフチャタテの一種 Aaroniella sp.
なぜか既視感がある。

おちゃたてむしさんのブログで見たことあるからだった。

2個体見たうちの1個体をお持ち帰り。

クロフチャタテの一種 Aaroniella sp.

前翅長は約2.5mm。
翅脈間に黒い斑がありますな。

クロフチャタテ科Philotarsidae は古い図鑑には載ってない。

「日本産チャタテムシ目の目録と検索表」

(上のリンク先はつくばリポジトリの該当ページ)

よりクロフチャタテ科の特徴を抜粋。

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跗節は3節

体翅に鱗片を装わない

縁紋は肥厚する

後小室は中脈と結合せず遊離する

後小室は細長くない

Cu1a脈とCu1b脈は翅縁近くで分離する

翅脈に毛がある

後翅の縁毛は径脈を超えて広範囲に生える

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翅脈

クロフチャタテの一種 Aaroniella sp.

C:前縁脈,R:径脈,M:中脈,Cu:肘脈,A:臀脈

Cu1脈がほとんど翅縁で分岐しているため、Cu1b脈は無いに等しい。

Cu2脈は白いので判りにくい。


おまけ

チャタテ類の鼻先?にある丸い膨らみは「後額片」と呼ぶそうな。


ではまた

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