2022年5月21日土曜日

カギモンキリガの幼虫

ブログタイトルから離れていってるので

いもむし成分追加。

ゴールデンウイーク中に谷筋のナワシログミで見つけた。

2020年5月1日

カギモンキリガ Orthosia nigromaculata

10㎜あるかないかほどの弱齢幼虫。

刺毛基板が黒くて大きいので小蛾類かな?とか最初は思った。

周囲に分散しつつあるようで、見る限り全部で30個体ほどいたと思う。

グミを食べる種はあまり見かけないので5個体ほど持ち帰る。

以前、寄生された幼虫がアサケンモンかも知れない、けど不明。ということがあったので、ひょっとしたらこれで正体判明するかも?

以前の記事↓

「ケンモンヤガから出たカモドキバチの1種」

とか思っていたら5日後の子供の日。

カギモンキリガ Orthosia nigromaculata
刺毛基板は大きいままで黄色い幼虫になってしまった。

まだ中齢幼虫だけど、手持ちの図鑑でカギモンキリガに決定。

オルソシアでは少数派のグミ類に固有の種類のようだ。

他の幼虫だと、一部の種を除いて成虫になるまで同定は不安だけれど、本種の場合は黄色の体色に黒の縦線、グミにつく、という特徴で幼虫でも同定可能な種である。

腹脚の鉤爪

鉤爪は同長の単列縦帯に配列する。

小蛾類はほとんど環状に配列するので区別できる。

5月15日

カギモンキリガ Orthosia nigromaculata
飼育はここまで。
平日に餌がなくなったので、夜陰に乗じて山のふもとのナワシログミの葉っぱを採ってきて与えたら、全滅してしまった。

高校の通学路にあたる場所なので、桜の消毒していたようだ。

一昨年枯らしてしまったナワシログミの鉢植えが悔やまれる。

まぁ正体は判ったからヨシとしよう。


おまけ

中齢幼虫の頭部(脱皮殻)

他のOrthosiaと似通っている。


ではまた

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