2022年11月19日土曜日

オニグルミに付くオオアブラムシの1種

この日曜日のお散歩コースは雨の一日であった。

なんの成果も得られませんでした~

ということで、ベランダから見た自宅の庭木から。。

オオアブラムシの1種 Lachnus sp.
葉っぱが黄色くなりかけのオニグルミの枝に、今年初めてアブラムシが湧いた。

拡大

オオアブラムシの1種 Lachnus sp.
腹面
オオアブラムシの1種 Lachnus sp.
体長約5mmと大型、頭は丸い、角状管は短く噴火口状、腹端は丸い、触角も口吻も長くない、ということでオオアブラムシの1種だろうけど、手持ちの図鑑にもネットを検索しても、オニグルミに付くオオアブラムシは見つからない。

肉眼的にはクリオオアブラムシLachnus tropicalisにそっくりなので、趣味嗜好が特殊な個体群なのかしら?

寄主転換して別種になりつつある所だったら面白い(妄想)。

比べてみたいところだけれど、手元にクリオオアブラムシが無いので如何ともし難い。。

仕方が無いので、詳細な画像を作っておいてそのうち検証しよう。

いつになるか判らないけど、,,

ということで、10%苛性カリ水溶液で湯煎して内容物を溶かし出す。

各部の拡大

角状管


腹端


触角第3節

触角第4節

触角第5・6節

腹部の肥厚板

気門

個人的に面白いと思ったのは後脚脛節。
小さな窓がいっぱいある。

アブラムシのコロニーに手をかざしたりすると、皆で一斉に後脚を振り上げてパタパタしているのが観察できるけど、この窓から忌避的な物質を放出していたら後脚パタパタが意味のある行動になるのだけれどどうだろうか。

化学屋さんの誰か分析してみない?

ではまた

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