今週のお散歩コースも安定の虫不足。
なので、ちょっと前の画像から。
2022年10月16日
ムモンハモグリガ科Tischeriidaeの食痕 |
秋遅くの食痕は普通中身がないのだが、話のタネに持ち帰ってみた。
ぺりぺり捲ってみると、幼虫が残っていたが、生育できずにミイラ化していた。
でも何かいますな。拡大。
手足はないが、右側に頭蓋らしきものがあるので双翅目ではなさそう。寄生蜂の幼虫かな。
1週間後、
蛹化した。左のはうんち。
色合いが不健康な感じでどうなることかと思っていた10日後、
ヒメコバチ科の1種Eulophidae Gen.sp. |
腹面も
ヒメコバチ科の1種Eulophidae Gen.sp. |
で、ミイラ化したいもむしを苛性カリで炊いてみた。
ムモンハモグリガ科Tischeriidae Gen.sp. |
腹部が破れており、こいつからヒメコバチが脱出していたことは確からしい。
ムモンハモグリガ科幼虫の特徴は、
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前額縫線と副前額縫線は頭部後端で合一する。
個眼は4あるいは6対で側縁にほぼ直線状に並ぶ。
胸脚を欠き、関節と爪を欠く「歩瘤(ambulatory callus)」を備える。
腹脚は4対あるが欠く場合がある。
尾脚の鉤爪は同長で多列横帯か単列横帯。
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などなど。
頭部の拡大。
ムモンハモグリガ科Tischeriidae Gen.sp. |
よく見ると側縁に4対まで個眼が確認できた。
前胸と中胸。
ムモンハモグリガ科Tischeriidae Gen.sp. |
本個体では腹脚は確認できず。
尾脚。
本個体は単列横帯だった。おまけ
ピントをずらすと、、、
ひょっとして昆虫寄生菌のラブルベニアかや?
ではまた
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