2025年6月14日土曜日

ヒラシマナガカメムシ

日曜日に見かけた5㎜ほどのカメムシ。

撮ったけど採れたので持ち帰る。

背面

ヒラシマナガカメムシ
Eremocoris planus
左の触角が奇形。

触角は全体赤褐色、近縁のムラクモナガカメムシでは第4節が黄白色とあるので、ヒラシマナガカメムシとした。

黒バックの背面

ヒラシマナガカメムシ
Eremocoris planus
頭部側がテカってしまった。

腹面

ヒラシマナガカメムシ
Eremocoris planus
臭腺を中心に
蒸発域は白っぽい。

前脚腿節に細かなトゲと大きな一本のトゲがある。

腹部側面

カメムシでは腹部の1・2節が退化?している。

本種はヒョウタンナガカメムシ科に属するが、本科の特徴は腹部第5節の側面が第4節を覆うように張り出すこと、だけど判りにくい写真になっちゃった。

これも判りにくいけど、くさび矢印は気門の位置。

属を検索するときに必要な情報。


ブログでは初登場だけど、検索したらツイッターで貼ったことのある種類だった。

体型がちょっと違うけど、以前のはオスで今回のはメスだからだと思う。

誤同定でないことを願うのみ。


ではまた

2025年6月7日土曜日

餌になったシャクドウクチバの♀交尾器

6月最初の日曜日、
足元にカラフルな模様が。
ベニヘリコケガ
Miltochrista miniata
これを撮るのにしゃがみこんだ拍子に目に留まった光景↓。


とても地味な蛾がクモに捕まっていた。
クモのサイズは獲物の蛾の頭部ほどしかない。
このサイズ差で捕獲できるのだから、どんだけ強い毒なのだろうか、とか思う。

写真で名前が分らなさそうなので確保。
クモの拡大
クモのおしり
体長は4㎜弱。
メスの亜成体みたいでハッキリしないけど、模様の絵合わせでは
コンピラヒメグモParasteatoda kompirensis
だと思う。

犠牲者の拡大
シャクドウクチバ
Mecodina nubiferalis
頭にタカラダニがついてる。
交尾器腹面
シャクドウクチバ
Mecodina nubiferalis
fimale genitalia
側面
シャクドウクチバ
Mecodina nubiferalis
fimale genitalia
ちょい拡大


ではまた