尾根筋で休憩していたら体の周囲を飛んで廻っていたアブ。
反射的にお散歩ネットにネットイン。
サツマモンナガレアブ Suragina satsumana |
腹面
水際の昆虫と思うがなぜ尾根筋にいたのかは不明。
たまたまかも?
本種はナガレアブ科(ナガレシギアブ科) Athericidae に属する。
ナガレアブ科の特徴を検索表の短角亜目以降から抜き書き。
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額嚢溝と半月瘤を欠く(直縫短角類および環縫短角類の無額嚢類)
付節先端の爪間板(empodium)は1対の側爪板(褥板;pulvillus)と同形で、
3板は平板状
頭部の幅は胸部幅の1/2より広い
基覆弁(lower calpter)は小型、頭部幅より小さい;
♂が合眼的でも♀は常に離眼的
脈相は正常、R脈やM脈の分枝は翅の外縁に向かって走り、
M脈の分枝の先端は翅端より後の外縁に終わる
翅の前縁脈は後縁に沿って連続的に延びるが、後縁では通常は翅の前縁よりかなり弱い
下小盾板が強く発達する
鞭節は細長く関節構造を欠く触角刺毛を生じる;
翅のR2+3脈端は前縁のほぼ1点でR1脈と合うためにr1室は閉ざされる
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適当に画像ぺたぺた
顔
生時の複眼は不思議な模様付き。
模様に横棒がもう一本あったら「目」になるのに。
矢印の触角第3節が下方に伸長するのも本科の特徴みたい。
上から見た顔
複眼の上方は紫~藍色のグラデーション。
胸部を後方から
矢印部が下小盾板。
近縁のシギアブ科、キアブ科、クサアブ科の下小盾板は無いか、発達が悪いそうだ。
後脚付節先端
爪と褥盤は判るけど詳しい構造ははっきり見えなかった。
前翅拡大
サツマモンナガレアブ Suragina satsumana |
画像クリックしたら少し拡大画像になるのでまだ見やすいかも。
R2+3脈が前方に湾曲し、R1脈の終点に近づくのが本科の特徴。
そうならないのはアブ科かタマユラアブ科になるそう。
ではまた。
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