以前記事にした、産卵を終えたノコメトガリキリガのお母さん、
(過去記事;「ノコメトガリキリガの卵と交尾器」)
一晩フィルムケースに入れておいたらまだ卵を持っていたようで
10個ほどケース内で産卵していた。
半分ほどは黄色いままで発生が進まず無精卵だったようだが
今週になって孵化してしまった。
ノコメトガリキリガ 孵化幼虫 Telorta divergens first instar larva |
霧吹きの水滴でも放っておくとくっ付いておぼれ死ぬような存在である。
本種の幼虫は与えれば葉っぱも食べるが、基本は花や蕾を好んで食べる。
農業上では「モモノハナムシ」と呼ばれる害虫である。
見た目は一般的なヨトウムシ系の特徴の無いいもむしなので、1齢幼虫での他種との区別はちょっと無理そう。
さて、寒いとはいえ室内で保管して早めに孵化した幼虫をどうするか。。。
そこで、ちょうど良い具合にサクラの花芽があるのを思いつく。
タッパーにつめた腐葉土から先週ナナフシモドキがフライング孵化したので
休日に膨らんだサクラの花芽のある枝を探してきて与えてあったのだ。
サクラの蕾を枝からちぎってフィルムケースに投入。
面相筆で蕾に乗せてやると、早速喰いついた。
餌付け成功。
さすが害虫。
終齢幼虫は旧ブログに貼ってます。
コチラ→「ノコメトガリキリガの♂交尾器」
おまけ
サクラの蕾をかじるノコメトガリキリガ孵化幼虫動画
ではまた
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