日曜日に見ると柔らかいキノコがモロモロになっていた。
いつもはキノコショウジョウバエの仲間がたかっているのだが
今回はそれより小さい1.5mmほどのまっ黒けのハエだらけだった。
落ちたキノコにたかるハエを吸虫管で吸って帰ってみると、
フンコバエ科の1種 Sphaeroceridae gen.sp. |
それ以上追及する時間が無かったので詳しい種類は判らず。
一応♂の腹端部はこんな。
さてそのキノコをひっくり返すとスリムなキノコハネカクシに混じって
へんてこなハネカクシがいた。ハエのウジに集まってきたのだろうか。
2.5mmほどのちいさいの。左が♂で右がたぶん同種の♀。
頭でっかちでカッコいい。
最初ネットで聞きかじったオオズウミハネカクシ!?とか思ったが、
そんなのが枯れ沢の砂防堰堤の砂地にいるわけがない。
で、保育社の甲虫図鑑をパラパラめくっていくと
ルイスセスジハネカクシ Anotylus lewisius によく似ている。
そこら辺からネットを当たると以下のページを発見。
「今坂正一とE-アシスト;紛れ種3種にご注意」
これを読むと後翅が飛べない程度に退化した、
コバネアシベセスジハネカクシ Anotylus amicus
と言うのがいるらしい。
上翅を捲って確認。
イチョウの葉っぱみたいな小さな後翅。
確定して良さげ。
おまけで♂交尾器を横から。
本種はなんでも1990年代以降、急速に増えてきたようなことが書いてある。
飛べないのに?
ちっちゃいから飛ばされてきたのかな?
ハネカクシに興味を持つ人が増えただけだったりしてね。。。
蛇足、ルイスセスジハネカクシは「日本産ハネカクシ総目録」で
ルイスツヤセスジハネカクシ に和名改称されている。
ではまた
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