2019年4月6日土曜日

真っ赤ないもむし・・・ゴマフボクトウの幼虫

今年の1月4日、ネジキの細枝に糞が付いていたので持ち帰った。
頭とおしりが黒くて胴体は真っ赤だったのでボクトウガ科かな?
大型フィルムケース型容器にイヌビワとかアカメガシワなどの
柔らかそうな枝を適当に足しながら置いといた。

丸い糞を出しているので生きてはいるじゃろう、と放っておいたが、
先日、ケースの中でうろついていたので写真を撮ってみた。
ゴマフボクトウ Zeuzera multistrigata 幼虫
正面?顔
ゴマフボクトウ Zeuzera multistrigata 幼虫
生木をガジガジ齧ってトンネル掘っていくだけあって頑丈そうな頭。
前胸背盾の後縁にも頑丈そうな鋸歯が数列並んでいる。

ゴマフボクトウは成虫になるまでに1年から2年かかるので
冬はいろんな大きさの幼虫で越冬する。

2010年11月13日
画像のように、木の根際で3mmほどの丸い糞がころがっていたら、
たいがいゴマフボクトウの成熟幼虫である。

♀の成虫は100卵程度の卵塊を適当な隙間に産みつけて、孵化した幼虫は
糸を出してぶら下がったり飛ばされたりして適当な枝に潜り込む。
木の種類はあまり選り好みはしないようで広葉樹ならなんでもよさそう。
草本でもイチゴ、ショウガなどが記録されている。

幼虫は何回か引越ししながら徐々に太い枝に移り、最終的に木の根際に移る。
地中の根を齧ってから地表近くに戻ってきて羽化口を作って木屑で蓋をしてから数cm戻って蛹化するそうだ。


さて、幼虫が這い出していたのだが、適当な枝がない、、と
部屋を見渡したら食べずに干したままのトウモロコシがあった。
これを少し輪切りにして軸を霧吹きで湿らせて容器に入れておくと、
普通に齧って白い糞を出していた。
すぐに傷みそうだけどしばらくはこれで飼育できそう。


ではまた

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