2019年5月18日土曜日

ヤマトキマダラハナバチ

日曜日は久しぶりにお天気。
ハルジオンが固まって咲いている場所にしゃがんで花に来る虫を眺める。
割りと飽きっぽいと自認しているけど時間を忘れるなコレ。
ハナアブ、ハナバチ、コアオハナムグリにナミハナムグリ。

ポケラんと見ていると
見なれたダイミョウキマダラハナバチに混じって
ちょっと小さいキマダラハナバチがいた。
ヤマトキマダラハナバチ Nomada calloptera
その場では名前が判らないので、これだけ採集。

日本産ハナバチ図鑑(文一総合出版、2014)で絵合わせした結果、
ヤマトキマダラハナバチに落ち着いた。

背面
顔を通常の下向きにすると、体長は約10㎜。

腹面

翅脈
全体に薄く着色しており、前翅外縁が濃くなりすぐ内側が透明。

尾節板はこんな形。


黄帯とか白毛の感じも図鑑と同じみたい。

図鑑によると、
触角鞭節の1・2・3節の長さの比率や幅の比率で区別しているようだ。
(第1・2・3鞭節は画像の①②③。触角の1節目は柄節と呼ぶ。)
メスとオスでは違うが画像のオスでは①②③の長さの相対比率は
1:2.0:1.7~1.8。
各鞭節の先端幅に対する相対長はオスでは
0.7倍、1.7倍、1.3~1.4倍。
などと書いてある。
おおむね合ってると思う。

他にもキマダラハナバチ類の区別点に後脚脛節末端の刺毛もあるらしい。
見てなかったよ。。。。

本種はミツクリフシダカヒメハナバチに労働寄生するそうである。
ご近所のヒメハナバチは手をつけていないのでいるかどうかは判らない。
けど、本種がいるならいるのかな?

ではまた

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