2019年8月17日土曜日

セミヤドリガのアブラゼミ寄生例

ワタシ的盆休み採集最終の16日、台風一過のお散歩へ。
セミも疲れたのか、年取ったのかあまり逃げない。
何年振りかでアブラゼミを手掴み。

!!
なんと、セミヤドリガの幼虫が付いていた。
アブラゼミ Graptopsaltria nigrofuscata に寄生する
セミヤドリガ Epipomponia nawai 幼虫
私は見るのは初めて。
ヒグラシ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒメハルゼミ、ニイニイゼミに寄生例がある。
近所ではヒグラシとミンミンゼミで寄生しているのを見たことがあり、寄生例が多いのはヒグラシである。
アブラゼミに寄生しているのを見たのは今回が初めてである。
アブラゼミの寄生例は少ないが、単純に少ないのか、翅が着色しているため目で見て寄生している幼虫が見えていないだけなのか?不明である。

セミヤドリガの寄生したセミを見るのは、割りと湿り気のある谷筋の方で多い気がする。
高い所にいることが多いアブラゼミはやはり寄生することは少ないと思う。

画像の幼虫は亜終齢くらいかな?
白いワックスだらけになった終齢幼虫だったら
持ち帰ればすぐ蛹化すると思うが、
この状態で持ち帰ってもセミがすぐ死んで
飼育できる気がしなかったので、泣く泣くリリース。

の前に、拡大。
セミヤドリガ Epipomponia nawai 幼虫
落ちないように糸を張り巡らせて、短い腹脚でしっかり掴んでいるのが判る。


ではまた

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