日曜日に見かけたミバエの仲間♀を拉致。
背面
腹面
側面
前翅
顔
ミバエって眼が綺麗な種類が多いよね。
図鑑でぱらぱら絵合わせ。
オウトウハマダラミバエ Euphranta japonica
に似ているものの翅の模様が少し違う。
オウトウハマダラミバエは名前の通りオウトウなどサクランボの害虫で北海道・東北に分布しており、神戸で採れる虫ではなさそうだ。
図鑑にはオウトウは顔面に斑紋がなく腹部も一様な色とあるので、画像のミバエは明らかに別種であると思う。
図鑑を見ると、本州以南によく似た別種が未記載種を含め数種分布しているので同定に注意を要する、などとあったので無理に同定すると痛い目に会いそうである。
ちょっとググっただけで以下の種がいるようだ。
Euphranta jucunda
Euphranta transmontana
Euphranta camelliae ツバキハマダラミバエ
Euphranta nigrescens ムラクモハマダラミバエ
Euphranta mikado ミカドハマダラミバエ
Euphranta oshimensis オオシマハマダラミバエ
んで採集したものについては、
「赤坂御用地と常盤松御用邸のミバエ科昆虫(国立科博専報39,2005)」に載っている Euphranta sp. の翅と模様が一致した。
その他には「埼玉県のミバエ科昆虫相の種多様性評価(埼玉県立自然の博物館研究報告13,2019)」にも同じ翅の画像があって Euphranta sp. とあって種が決定されていない。
なので、現在のところ未記載種のようだ。
Euphranta属は
ミバエ科 Tephritidae
ハマダラミバエ亜科 Tephritinae
ケブカミバエ族 Tephritini
に含まれる。
さてさて今年も何とか週一更新を死守。
では皆様よいお年を。
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