2020年9月12日土曜日

カニグモ科あらためエビグモ科の卵嚢

2020年11月21日追記

当初カニグモ科にしていましたが、エビグモ科だったのでタイトル変更しました。

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ネタがないので中途半端な飼育記録でお茶濁すなり。

しばらく前の2020年6月28日、クモの卵嚢を見掛けた。

膝くらいの高さの葉っぱに産み付けられていたもの。

カニグモ科 Thomisidae
エビグモ科 Philodromidae gen.sp.
 卵嚢

(孵化してから判明)

造網性のクモは飼育できる気がしないけど、
徘徊性っぽいので持ち帰る。

7月3日、卵嚢内で孵化した模様。


7月6日、クモらしくなってきた。



7月8日、卵嚢内で1回脱皮してから外を伺うようになる。
生まれたてと違って毛が生えて脚が長くなった。

手持ちの飼育昆虫からヒラタチャタテを与えたら食べてくれた。

ヒラタチャタテの飼育容器。
タッパーに飽和食塩水を張って、
スーパーの生シラスの容器で足をかまして、
使い終わったバターケースを乗せる。
で、小動物飼育用の粉末飼料を撒いて、
ヒラタチャタテを放す。
タッパーの蓋を閉めて放っておくとアホほど増えます。

飽和食塩水を入れるのは、相対湿度を75%RH前後にするため。
乾燥しても湿気すぎても絶えてしまいます。
中の丸いのは濾紙。生活空間の表面積を増やすため。

粉末飼料はオリエンタル酵母工業株式会社の
「マウス・ラット・ハムスター用飼料MF 粉末タイプ」
最小ロットが10㎏だけど、個人購入可能です。

関東だったら日本クレア株式会社で同じようなのを扱っていると思う。

ヒラタチャタテは♀のみで単為生殖するため
条件が良ければドンドン増える。

わちゃわちゃ

クモに戻りまして、、、

8月18日、体長3㎜程。2回ほど脱皮。


8月27日、ちょっと餌をキイロショウジョウバエに変えてみる。

食べた食べた。

8月31日、カニグモ科だろうけど、なんでしょね?

カニグモ科 Thomisidae gen.sp. 幼体
エビグモ科 Philodromidae gen.sp. 幼体
白バランスおかしい。。。

クモの飼育容器はガラスの押し蓋ビン。
いつも押し蓋の隙間にいるので写真が撮り辛い。
塩ビのフタにピンセットで穴開けて、
1個だけ大きめに開けて綿栓をして吸水場兼給餌口とする。

キイロショウジョウバエの飼育容器はこんな。
コーヒー瓶の蓋にステンレスネットを半田ごてで張り付けたもの。
これにバナナを1本ちぎっていれ、粉末エビオスをパラリと撒く。
最初は蓋を開けて外に2・3日置いておくと勝手に卵を産むので、
ウジが見えた頃に蓋をする。
蓋には金魚のブクブクパイプを通す穴が開けてあり、
成虫だらけになったら、上の写真のように新しいコーヒー瓶に繋げば更新できる。

クモにショウジョウバエを給餌するときに使う小道具。
直管式の吸虫管と言いましょうか。
シリコンチューブに使い終わったシャンプーボトルの中のパイプを繋いだだけの道具。パイプとシリコンチューブの間にフィルターを挟んで虫を吸い込まないようにしてある。
さっきのコーヒー瓶のブクブクパイプの穴からハエを吸い込んで、、、
マイクロピペットの先を適当なサイズに切り取ったものを嵌め、
クモの瓶に差し込んでプッと吹き込みます。

以前記事にしたエアーピンセットの親戚ですな。↓

私はクモは詳しくないので、成体じゃないと同定できない。
飽き性なので最後まで飼育できるかわからないので
とりあえず記事にしておく。

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2020年11月21日画像追加

2020年11月11日撮影

エビグモ科 Philodromidae gen.sp.

少しづつ成長していますが、エビグモ科最普通種の

アサヒエビグモ Philodromus subaureolus のような気がしてきました。

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ではまた




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