2021年4月3日土曜日

あの時の卵はシロフフユエダシャクでした。

 2月28日のツイート

ゾウムシの方はカシアシナガゾウムシのよう。

卵は持ち帰ったら、俵おむすびのような形状。

キリガなどのヤガ科はやや扁平な球形なので違う。

シャクガ科の卵でした。


3/1 ちょっと着色してきた。


3/4 だいぶ赤っぽくなる。


3/10 孵化。1.5mmの糸くず。頭部は黒。毛子(1齢幼虫)は大概黒い。

餌がないので、コナラの芽鱗をめくって新芽を囓りやすいようにしてやる。

3/11 試しにサクラの花を与えたがイヤそうな食べ方をしてうんち。

その後は庭のクヌギの新芽が伸びてきたのでそれを与える。

3/23 しばらくちゃんと観察してなかったら頭部が白くなっていた。

3齢か4齢だろうか?

3/25 4個体だったのが、いつの間にか2個体に減っていた。


3/27 脱皮してまた頭部が黒くなる。

この時点でシロフフユエダシャク Agriopis dira と判明。

「日本産フユシャクガ類に関する分類学的・生態学的研究」によると、本種の幼虫には、上のような斑になる型と、頭部を含む全体が緑白色の2型あるそうだ。

3/29 残りの1個体は頭部に黒色の斑模様のみ。


3/31 どちらも似た模様になる。

シロフフユエダシャク Agriopis dira 

4/2 ふっくり成熟幼虫。大きさ的に終齢幼虫。

シロフフユエダシャク Agriopis dira 

フユシャク亜科の♀は卵塊で産んでお尻の毛で覆うけど、エダシャク亜科の♀は隙間を探してあちこちに産み付けるようだ。

ではまた

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