2022年4月9日土曜日

ホソバキリガの交尾器

こないだのお散歩でみかけた蛾。

鱗粉がはげはげで模様がほとんど判らなくなっていた。
弱っていて触るとポトリ。
たぶん、普通種のキリガの何かだと思いながら連れ帰ってみた。

♀個体で解剖すると卵がほとんど残っていなかった。
役目を終えた個体のようで、罪の意識も軽くなる。

処理しょりしょり・・・

♀交尾器側面

ホソバキリガ Anorthoa angustipennis
female genitalia
左側が第8節腹板、右が背板。

同腹面
ホソバキリガ Anorthoa angustipennis
female genitalia

ついでに以前観察した♂交尾器
2013年3月9日採集
ホソバキリガ Anorthoa angustipennis
male genitalia
内袋の形状がなんとなく♀の交尾器と対応している感じがする。


2019年3月10日採集分
ファルスを除いてバルバを完全に開いた状態。
図鑑の図ではこちらの方がおなじみ。
ホソバキリガ Anorthoa angustipennis
male genitalia

ではまた

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