さしたる成果がない今日この頃。
お散歩ネットで元気のないハチを掬って外から手を添えた途端にチクリとやられた。
単独性ののハナバチはおとなしいと言うが、やはり刺すときは刺す。
手の平に5mmほどの膨らみができたがその程度。
2・3日でおさまった。
刺したのはコレ↓
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
腹面
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
元気がないと思ったら脚が欠けていた。
ハキリバチの仲間は花粉を腹部腹面の刷毛に集める。いわゆる花粉かごであるが、これをスコパという。
ミツバチの花粉かごは後脚脛節にあるが、こちらはコルビキュラというそうな。
日本産ハナバチ図鑑(文一総合出版、2014)から
ハキリバチ属 Megachile ♀の特徴を抜き書き
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脛節外面は刺状に彫刻されない
前翅の縁紋は幅よりはるかに長い
爪は内歯がなく単純
爪に間には爪間盤を欠く
腹端は細長く尖らない
腹部腹板には刷毛がある
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さらに
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda亜属) ♀の特徴
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体長10mm前後
前単眼から頭盾まではほとんど無毛
大顎は短く、基部の幅が長さの約2/3程度
大顎には明瞭な5歯がある
第2・3歯の間隔がやや広く切刃がある
腹部第1~5背板後縁に淡灰褐色の細い毛帯がある
腹部腹面の刷毛は全体灰白色
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同亜属には奄美大島にエサキヒメハキリバチ、小笠原諸島に未記載種がいるらしい。
南西諸島にもいるが、エサキなのかただヒメなのか別種なのか、ちゃんと調べられていない模様。
背面拡大
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
翅
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
爪
爪は単純で、爪間盤はない、の図。大顎
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
顔
ヒメハキリバチ Megachile (Chelostomoda) spissula |
複眼には不思議な模様。
死ぬとなくなる。
ではまた
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