2023年9月16日土曜日

マエグロハネナガウンカの卵は王冠付き?

日曜日のお散歩でみかけたクモの巣。

アシナガサラグモ Neriene longipedella
不規則な感じの糸が全体として伏せたお椀型なので、サラグモ科だろう。
犠牲者の方に意識が行ってクモちゃんと撮ってなかったけど、お尻の模様からアシナガサラグモでいいと思う。
普通種だし。

犠牲者の方は久し振りに見たハネナガウンカの仲間なので、横取りして持ち帰り。

背面

マエグロハネナガウンカ
Zoraida pterophoroides
正面
マエグロハネナガウンカ
Zoraida pterophoroides

拡大してみると複眼の中まで溶けており、中身はすっからかん。


食後の獲物を横取りしただけのようじゃ。

なので、それほどクモには恨まれてないと思う。

チョット巣は潰したけど。。


マエグロハネナガウンカ
Zoraida pterophoroides
前翅長は14.5mm。
中身が無いのでとても脆い。
翅脈の中まで吸われているのか、スライドグラスで挟んだら基部が割れてしまった。
近縁にシリアカハネナガウンカとかウスマエグロハネナガウンカとか似た種がいるのでこの辺難しい。
前縁の模様のギザギザ具合からマエグロハネナガウンカとしたが、ちと自信が無い。

腹側
腹部は破損して中身が見える。
楕円形の何かがチラホラ。
どー見ても卵。

拡大
先っちょに小さな王冠みたいなものがある。
半翅目の卵によく見られる蓋の部分だろうか。


ハネナガウンカ類はサルノコシカケ系の硬いキノコにつくそうだ。

どうやって餌を採っているのかナゾである。口が針なのに。

なんか溶かして吸ってるのだろうか?

とりあえずキノコに王冠付きの卵が刺さってるかも知れないので今後は気をつけて見たいと思う。(たぶん忘れてる)


ではまた

0 件のコメント:

コメントを投稿