2024年8月10日土曜日

キンモウアナバチのオス

日曜日に見かけたハチ。

幼虫の餌となるクダマキモドキ類が大きくなってから活動開始する種類である。

その前の週は静かなものだったが、この日曜日はあちこちで穴を掘って砂山を築いていた。

あちこちと言ってもどこかの団体が雑木林再生プロジェクトだかなんだかで、常緑樹を切り倒してクヌギやコナラの苗を植樹するというナゾなイベントをされており、そこにできた裸地がキンモウアナバチの琴線に触れたようで、突然見かけるようになった。

営巣しているのは5メートル四方といった狭い範囲。

木が大きくなったらまたどこかに行くのだろう。

さて、この日は穴を掘るメスとは別に周囲をブンブン飛び回っている個体も多数見かけた。

たぶんオスやろなぁ、

オスなら大勢に影響はなかろうと1匹拉致って帰った。

背面

キンモウアナバチSphex diabolicus

胸部拡大

キンモウアナバチSphex diabolicus ♂

前伸腹節の毛が金色。

近縁でほぼ同じ大きさのクロアナバチは白色である。



顔の毛は銀色っぽい。

複眼の個眼はちいさくて解像しきれない。

舌は短いのでヤブガラシとかの蜜腺が浅い花が好き。


横顔

小顎髭は6節、下唇鬚は4節。

オス交尾器斜め上から


オス交尾器斜め下から


オス交尾器腹面

キンモウアナバチSphex diabolicus ♂

おまけ

前脚の爪

キンモウアナバチSphex diabolicus ♂

ではまた

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