2024年8月24日土曜日

チャイロナガカメムシ

地味な名前である。

砂防堰堤の上流側にある平地のササにたくさんいた。

3匹見たからたくさん。

チャイロナガカメムシ
Neolethaeus dallasi
日本に広く分布し、本属では最普通種とのこと。
ヒョウタンナガカメムシ科Rhyparochromidaeに属す。

一匹摘まんで帰るなど。
背面
チャイロナガカメムシ
Neolethaeus dallasi
腹面

側面
チャイロナガカメムシ
Neolethaeus dallasi
脚の付け根近くの胸部につや消し部分がある。
これが「蒸発域」。
蒸発域の中央にあるナイキのロゴみたいなのが「臭腺」。
矢印は第5腹節。ここが前方に伸張しているのがヒョウタンナガカメムシ科の特徴。
前脚腿節と後脚腿節にトゲが並ぶ。

翅も拡げてみた。
チャイロナガカメムシ
Neolethaeus dallasi
両面テープ上で拡げたので、前翅の膜質部と後翅の先端はテープにくっ付いて変な感じで写っている。
後翅前縁中央辺りに連結器のトゲがチラッと見えてる。
拡大して撮るのを失念していた。
カメムシは4枚翅だが、飛ぶときは前後翅を連結して2枚翅として羽ばたいている。
後翅の膜質部は薄いのでシャボン玉みたいに虹色の偽色がでて綺麗。

♂だったので交尾器を引き出してみたの図
チャイロナガカメムシ
Neolethaeus dallasi

把握器を片っぽ出して斜めからパチリンこ。
曲がったトゲがぴょろんとついていた。

おまけ
頭部背面。
チャイロナガカメムシ
Neolethaeus dallasi
頭部背面基部にはつや消しブラックのマクドのマークが隠れていた。
用途は判らず。
微毛は金色。

前胸背板前角やや後方に強い刺毛が生えているのが、チャイロナガカメムシ族の特徴だそうな。

ではまた

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