2026年9月26日土曜日

ひめぐんばい

お散歩コースのクヌギの葉っぱ。

とても白い。

よく見かけるヒメグンバイの食痕である。

9月も後半なのでもういないかも?と思いながら葉っぱを捲ると

ヒメグンバイ
Uhlerites debilis
個体数は少ないもののまだ残っていた。

幼虫もいる。

もう一枚。

ヒメグンバイ
Uhlerites debilis
普通にいすぎて、腹面とか撮ってないことに気付いて少し持ち帰り。

腹面

ヒメグンバイ
Uhlerites debilis

前方の背面拡大

ヒメグンバイ
Uhlerites debilis
グンバイムシ科は英名で Lace bug と呼ばれる。

その仲間だけあって、繊細なガラス細工のようである。


おまけ

斜めから。

ヒメグンバイ
Uhlerites debilis

ではまた

2026年9月20日日曜日

外部寄生されたタイワンオドリハマキモドキ

 この間(9/6)、2化目のタイワンオドリハマキモドキを見かけたとき、食樹のイヌビワを覗いたらまだ幼虫が残っていた。

普通は緑色だけど、生気のない黄白色。

写真を撮って拡大して見たら、寄生されているようだ。

本種は外敵対策として葉っぱに穴を開け(矢印)、攻撃されると反対側に逃げるようにしている。

脱皮前の動けない時なんかに産卵されたのかも?

ちょっと探すと寄生されたのが2個体いたので、持ち帰る。

4・5日たってみると蛹化していた。

3㎜ほどの小さな繭。

こちらは寄生者が1個体だった方。

こちらの繭は独り占めした分、4㎜とちょっと大きめ。

寄主の幼虫はしわくちゃになっていた(矢印)。

観察は残念ながらここまで。

ガラスシャーレに入れておいたら空になった繭を残して隙間から逃げてしまった。

隙間と言っても0.5㎜もないのに逃げる?

外部寄生と言えばワタクシ的にはヒメコバチ科なんだけど、知ってるヒメコバチは繭を作らずに裸蛹になるので、コマユバチ科かヒメバチ科の可能性が高そう。

繭のカタチ的にはヒメバチのような気がする。

羽化後の繭。

右側の繭は拡げて中を見た。

白いウンチが残されていた。


ではまた

2026年9月12日土曜日

翅のカケラ・・・クロホシウスバカゲロウ

日曜日のお散歩でクモの巣に引っ掛かっていたもの。

脈翅目の翅っぽい。

模様があるみたいなので持ち帰る。

ホシウスバカゲロウ属の後翅みたい。
最大幅は6㎜

黒バック

2021年にでたホシウスバカゲロウ属の論文みたらクロホシウスバカゲロウ寄りの翅に見える。

ただ、無印ホシウスバカゲロウとの差が軽微なので決定しがたい。

似た様なの昔採ってなかったっけ?と標本箱漁ったら一個体だけ採ってた。エライ。

2010年9月5日採集

クロホシウスバカゲロウ
Paraglenurus melanostictus
急いで撮ったからピント回ってなかった。。
体長26㎜、前翅長29mm、後翅の最大幅5.6㎜。

これ、採った当初はホシウスバカゲロウ P. japonicus だと思っていたけど、文献読み直したらクロホシウスバカゲロウのようだ。

論文名は

「Unexpected species diversity of Japanese Paraglenurus (Neuroptera: Myrmeleontidae) based on DNA barcoding and adult and larval morphology」

Japanese Journal of systematic Entomology 27巻1号に載っている。

日本昆虫分類学会のサイトで順次公開されているけど、あいにくこの号はまだ公開されていない。

リサーチゲイトに以前は公開されていたけど、いまは著者にリクエスト送らないと見れなくなってる。

触角

各節の淡色のバンドが目立つのが本種。

ホシのバンドはごく細い。

後脚付節

第5付節の基部1/4から先は黒色のブラシ状の毛に覆われる。

ホシの第5付節は基部からブラシ状なので区別できるようだ。

おまけ

顔

腹端
♂みたいなので、解剖したら確定できそう。

クロホシウスバカゲロウは上記の論文で新種記載されているので、10年前に採っていることになるらしい。

論文の採集記録を見ていくと、お散歩コースの八幡さんで採った記録がある。おやまぁ。

この論文で新種記載されたものにチャバネホシウスバカゲロウというものあるが、これは過去記事で紹介している。↓

「チャバネホシウスバカゲロウ成虫」(←クリックでジャンプ)


ではまた

2026年9月5日土曜日

クロハナボタルの交尾器

8月最後の日曜日、スゴモリキバガでもいないかな?とヤブミョウガを覗いていたら、

小さな虫が貼り付いて死んでいた。

ヤブミョウガの茎は粘毛が生えているのか揺らしても落ちなかった。

ジョウカイとかホタルとか柔らか甲虫の仲間みたい。

背面

クロハナボタル
Plateros coracinus
体長約5㎜

死んでたので無展脚

腹面

クロハナボタル
Plateros coracinus

紅くならないタイプのベニボタルみたい。

ベニボタル科のちっさい奴なんか同定できる気がしないのだが。

いちおう軟化して腹端いじったら♂だったので交尾器出してみた。

クロハナボタル ♂交尾器
Plateros coracinus
male genitalia
左が側面で、右が腹面。

保育社図鑑によると、クロハナボタルの交尾器先端はオール状で横に大きく張り出すとあったので本種とした。


ではまた