2018年10月20日土曜日

クロマルズヒメバチ

虫が少なくなってめぼしいものがいないので
またヒメバチを採ってきた。

9月に記事にしたマルズヒメバチの1種に雰囲気が似てるので、そこらへんで検索するとマルズヒメバチ亜科だが別属の クロマルズヒメバチ Xorides investigator のようだ。

翅脈はこんな。
胸部背面
前伸腹節は亀甲模様。ヒメバチによくある模様。

腹面

体長は約18mm。産卵管を含めると約33mm。
体色は黒。触角に白帯はない。前脚・中脚は基節から黄褐色。上唇と小顎髭も黄褐色。頭盾はやや淡色を帯びる。腹部後半の腹節後縁は白く縁取られる。前脚と中脚脛節寄方に斜めのひだがある。

マルズヒメバチ亜科から Xorides属を分ける特徴は、
・大顎先端は2歯が融合しノミ状の1歯となる
・♀の触角端は曲がり、触角先方の数節に感覚毛を持つ
・後体節(見掛けの腹部)背板にしばしば斜めの溝を持つ

顔面

触角先端

腹部背面
矢印がたぶん検索キーの斜めの溝。

ではまた

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