2019.XI.10
ウスバフタホシコケガ Schistophleps bipuncta |
ということで、横っちょにあるスケスケ繭は本種のものだろう。
すぐ上にあるクシャッとしたのはスジチャタテの羽化殻。
羽化後の蛹と繭の拡大。
繭には黒い毛が垣根状に並べてある。
同じ形状の繭を作るのは以前見ている。
旧ブログに紹介した、↓
「垣根付きの繭」の、スカシコケガ Nudaria ranruna
これと比べると繭の形状はほとんど同じである。
本種も同様に終齢幼虫が自らの毛を使って繭を作るのだろう。
コケガの仲間は他にもこんな習性を持つ種がいて、
アカスジシロコケガはカゴ状の繭を作る。昨年の記事↓
「アカスジシロコケガの繭作り」
さて、スカシコケガとウスバフタホシコケガの蛹を比べると、蛹に残る黒斑の模様は2種で異なっているようだ。
スカシコケガの黒斑は腹部背板の4・5節辺りに見られるだけだが、ウスバフタホシコケガでは胸部から腹端まで黒斑が広がっているようだ。
後は幼虫が来年以降の宿題ですな。
(ツイッターでしばらく前に見かけた繭はスカシコケガで決定してよかったみたい。)
ではまた
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