2020年7月11日土曜日

ヒメホソヒラタアシバエ属の幼虫

日曜日に限らずずっと天気が悪い。
さすが梅雨。

ネタがないので飼育失敗した幼虫を貼って今週はオワリ。

2月下旬にコナラの倒木で見たキノコ
キノコはさっぱりなので名前は判らず。
白い糸状の糞がぴょろぴょろと下がっていた。

一部を採取して持ち帰る。
3月と4月に小型のジョウカイとかクロエリメンコガなどが羽化。

で、白い糸糞の主は途中で乾燥させてしまってせいでキノコから這い出してしまった。
こんなの。
3㎜ほどのずんぐりむっくりのウジ虫。
いろいろ検索して
ヒメホソヒラタアシバエ属 Agathomyia sp. の幼虫らしいことが判った。

試しに「Agathomyia  larva」でネットを検索すると似たのがヒットする。

図鑑に載っているのはキイロホソヒラタアシバエだけであるが、
日本には本属の未記載種が多数生息しているそうだ。

ヒラタアシバエ科の幼虫はPolyporivora属のを以前紹介している。↓
この幼虫を見ているからヒラタアシバエ科 Platypezidae から
検索してAgathomyia にたどり着いた。

今回のは残念ながら、キノコに戻して湿らせておいたが、
結局復活しなかった。

なので透過処理してプレパラートにして画像を残しておきます。
ヒメホソヒラタアシバエ属 幼虫
Agathomyia sp. larva
larva=幼虫、larvaeは複数形)
頭部側の拡大。
短角亜目の大腮してますな。

おしり側の拡大
一対の茶色いツノが後気門。
おしりの方がトゲ付きの突起が並んでいてカッコいい。

次に会えるのはいつの日か??

おまけ
このキノコから忘れた頃に羽化して死んでいたクロエリメンコガ
クロエリメンコガ Opogona nipponica
ではまた

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