なんでしょうね今年は。
久々に幼虫貼ります。
谷筋の苔むした木の幹に貼り付く毛虫。
地衣類を食べるが、乾燥しているときは隠れて出てこない。
梅雨時にはいろんなコケガ亜科の幼虫で出てきていることが多い。
地味なようで白黒のメリハリの利いた模様が並ぶ。
側面にうすいミカン色の毛束が並んでいる。
普通種なので成虫はよく見かけるが、幼虫は私的に初見。
持ち帰り。
クロテンハイイロコケガ Eugoa grisea |
体長は15㎜ほど。♂の終齢幼虫だと思う。
個眼のうち、第3個眼が他より大きい。
幼虫の目をときどき「単眼;ocellus」と呼ぶ方がおられるが、
成虫の単眼とは相同でないため、
「個眼;stemma 複数形はstemmata」と呼ぶのが正しい。
数字は上の後ろから第1個眼、第2個眼・・・と数えていく。
鱗翅目幼虫の個眼数は通常6個である。
祖先形質はトビケラと同じで7個だそう。
現生の鱗翅目で7個の個眼を持つのはモグリコバネガ科だけだそうだ。
さて、この幼虫は他のコケガと同じ感じで
自分の体毛で荒い繭を作って蛹化した。
繭作ったはいいが、はみでてる。。。
白いのは蛹化したてなだけで、日がたつと焦げ茶色になる。
羽化してから記事にしようかと思ったけど、
ネタがないのでとりあえずここまでで記事化。
無事に羽化したら成虫をこの下に貼る予定。
ではまた
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