ヒメガガンボの一種 Discobola sp. |
フィルムケースを被せて持ち帰り。
側面
前翅拡大模様で翅脈がかえって判りづらいので翅脈のスケッチ
ヒメガガンボの一種 Discobola sp. |
日本産水生昆虫第2版などを参考にして、、、
Sc脈が翅縁に達すること、
sc-r横脈よりRs脈の分岐が基部寄りにあること、R1脈はR2脈と合流し翅縁に達すること、
CuA脈とCuP脈は独立して翅縁に達すること、
触角は14節、
口吻は短い、
CuP脈とA1脈を結ぶcup-a横脈を持つこと、
などの特徴からDiscobola属に落ち着いた。
ネットを検索したら、Discobola margarita と言う種のように思うが、本属は日本産6種ほどいるみたいなので特定は避けておく。
以前はマヨイダニ科Ascidaeだったのがいくつかに分けられて、マヨイダニモドキ科Blattisociidae に属するとのこと。
この仲間は昆虫に付着して移動する習性があるそうで、よく便乗ダニと言われる。
便乗ダニと言えば、ミズダニ類がくっついているのを見るが、Discobola属の幼虫は土壌・朽ち木中で見られるそうなのでミズダニ類では無く、土壌性のマヨイダニが便乗したのだろう。
あとはコナダニ類のヒポプスが朽ち木の甲虫や、単独性ハナバチにくっついているのをよく見る。
おまけ
飽血するとポロッと落ちて、脱皮したあと若虫以降は自由生活に移るそうな。
ではまた
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